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オリックス2軍の選手運用【2021年3-5月編】

こんにちは、ギータです。
今回は2軍の選手運用について記録集的な観点でnoteを作成してみました。
もともとシーズンオフに「2021年オリックス2軍の選手運用から、個々の選手への期待値を考察する」的なnoteを書こうと思っていてデータを集めていました。
ただ先月3軍戦の個人記録を投稿したところ予想以上に反響があったので、2軍の記録も定期的に皆さんに提供してみようかなと思いました。なので反響が良ければ続けますし悪ければ止めます(笑)
一応今のところは月末に2軍と3軍の記録集を交互に出す予定です(4月末3軍、5月末2軍、6月末3軍‥)。

そして切り取る側面は選手運用を中心にしたいと思います。勝敗分析(今季は12連敗なんて事もありましたね)は見れていない試合も多く皆様に自信をもって伝えられるレベルの考察が出来ないことが理由です。
それでも結構な分量があるのでご興味のある項だけご覧いただければ十分かと思います。なお今回も選手への敬称を省略させていただきます、ご了承ください。

1. スタメン(守備位置別)

まずは全試合のスタメン一覧から。

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※5/20は雨天ノーゲーム
昨年に比べるとポジション固定は進んでいる印象。昨年はフェリペが2軍の便利屋として捕手、セカンド、外野などを守っていたが、今年はここまで途中出場も含めて捕手一本の起用となっている。内外野の両方を守ったことがあるのは福田以外だと廣澤が1試合のみという状況。

次に、ポジション別スタメン起用選手一覧。(考察はオフにやる予定ので、ここでは感想だけ述べます)


・捕手

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当初はフェリペ、稲富の併用だったが5月に入り鶴見がスタメンの試合が増えている。フェリペ、稲富併用から鶴見、中川拓、釣併用への移行が開始された可能性がある。鶴見は最初の大チャンスを掴めるよう頑張ってほしいし、フェリペと稲富は来季への生き残りをかけて限られたチャンスをものにできるよう奮起してほしい。

・一塁

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当初は勝俣が固定されていたが、大下が2軍に降格してからは大下の打席調整にあてられている。大下は声という唯一無二の武器を1軍の場で披露すべく2軍で結果を出してほしいし、勝俣は同期の後塵を拝する悔しさを晴らしてほしいところであったが二年連続の右眼窩底骨折で離脱してしまった。

・二塁

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宜保でほぼ固定されているが4月中旬より福田の出場機会が増加している。
福田、宜保昇格後は代わりに降格した太田中心の運用となっている。
(5/15までのオリックスの二塁運用は別noteご参照)

・三塁

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基本は西野で間に元や大下が入ってくる運用になっている。30代の野手にこれだけ出場機会を与えるという事は1軍戦力として期待はかけられているはず。個人的には一番奮起を促したい選手である。

・遊撃

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元でほぼ固定。外野手登録だが本人希望で内野に挑戦中である。スケールの大きさは感じさせるものの、現時点では攻守に苦しんでいる印象。どん底とも言える状態からどこまで盛り返せるか注目していきたい。

・外野

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一枠は来田で固定。そしてW佐野も2軍降格後はコンスタントに出場機会を得ている。残りの枠を後藤、西村、田城、佐藤優で争っている状況。

・指名打者

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若手の守備休息と中堅の打席調整として割り当てられている。

2. 打順

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来田はほぼ3~5番で固定されている。守備では時折怪しいプレーがあるものの、打撃面ではプロレベルに食らいつけているように思える。
この調子で大きく育ってもらいたい。
一方で元は打撃不振を受け下位打線に配置されている。
下位当初は上位で起用されるも不振から下位に固定されるのは1軍での太田を連想させる起用法である。

3. 打席数ランキング

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個人的には打席数が選手への期待度が如実に表れる指標であると考えるが、ここまでは来田・宜保・元に多くの打席を与えている。スタメン回数が多いメンバーが上位に来ている。2軍は選手交代が頻繁にあるが、スタメン回数が多い方がやはり期待値が高いということか。今後もこの変化には注目していきたい。

4. 投手継投一覧

ここまでの投手陣の登板は下記の通り

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5. 先発投手

先発投手の登板数、イニング、防御率は下記の通り

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イニングを割いたのは東、張、本田、そこに山﨑颯が続く。東はファームの3,4月のチームMVPにも選出された。支配下契約に向けアピールを続けて貰いたい。
一方で2019年前半に一軍ローテを守っていた榊原は苦しい状況が続いている。課題の制球力やメンタル面を改善させ1軍の舞台に返り咲いてほしい。

6. リリーフ投手

リリーフ投手の登板数、イニング、防御率は下記の通り

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齋藤が登板数トップで防御率1点台を記録している。
便利屋枠は吉田一、飯田、海田。来季への生き残りをかけてまずは2軍で結果を残したい。
抑えは中田でスタートしたものの、骨折で無念の離脱。その後はK-鈴木→ヒギンスと1軍昇格間近のリリーフ陣の調整の場となっている。

7. 山下舜平大

元と来田については上記で触れたので、ドラフト1位の山下にも触れたい。山下のこれまでの登板は下記の通り。

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3軍戦での試運転を行った後に2軍戦での登板を開始。
2軍戦を見る限り「粗削り」という表現がピッタリである。
今は一つ一つの課題と向き合い大きく育ってもらいたい。

8. 離脱中の選手

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頸部痛で離脱していた平野佳は5/30に1軍復帰。
肘痛で離脱していた澤田は4/30の3軍戦、5/12の2軍戦にて復帰。
吉田凌と荒西はコンディション不良という大きなやらかし(?)をしていたが、5/15の3軍戦、5/23の2軍戦にて揃って復帰。
肩痛で離脱していた黒木は5/25の3軍戦にて復帰。
ジョーンズは練習には参加しているものの実戦復帰せず。

9. 終わりに

如何でしたでしょうか。
次回以降はこんな切り口もデータを提供してほしいってご要望があれば教えてください。やるとは言えませんが出来る限り前向きに検討させていただきます。


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