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「四月病⁉、五月病⁉春バテ⁉」鬱々とするときには胸のツボがおすすめ

新年度スタート。新しい環境を迎えた人も多いのではないだろうか。希望に燃えて大学や会社に入ったものの、新しい環境に適応できず、大型連休が明けたころ、無気力になってしまう症状が五月病であるが、今年はそれが四月に始まっているとの話を耳にする。今年の春は寒暖差が殊に厳しく、寒暖差疲労、自律神経の乱れで体調を崩す人も多いという。
 「五月病」という言葉が使われるようになったのは、1960年代からである。当時は、受験戦争を勝ち抜いて、せっかく入学したものの、目標を失ってノイローゼに陥る大学生を指していたが、最近では、社会人や小中学生にも目立つようになってきた。学校や会社を休み、自宅でゴロゴロしたり、昼夜が逆転したりすることが多い。寝つきが悪いとか食欲不振などの症状も起きるので、学業や仕事の成績も下がってしまう。そのまま放っておくと、うつ病に移行することがあるという。
 五月病を乗り切るには、新たな目標を設定し、生き甲斐や楽しみを見いだすようにすることが必要だ。休養を取り、運動や趣味でリラックスし、飲酒や過食に逃げないことが大切だ。
 その上で、つらい症状には以下を試してみてほしい。
その1、巨闕(こけつ)を利用したツボ療法。巨闕はみぞおちのすぐ下にあり、ストレスがたまっている時に硬くなりやすい。寝つきが悪い、と訴えた22歳の新入社員も巨闕が硬く張っていたので、就寝時、息を吐く時に押し、吸う時に離すことを10回前後繰り返すように勧めたところ、次の受診日には「寝つきが良くなった」とうれしい報告を受けた。
その2、膻中(だんちゅう)のマッサージ。膻中は胸真ん中にあり、ストレスやデスクワークに集中しすぎると硬くなりやすい。左手で拳を握り、胸の真ん中に置いて、少し押し込むようにして小さく反時計回りに10回から20回ほどマッサージする。最初は少し痛みがあるかもしれないが、痛みが和らぐ頃にはスッキリ呼吸もしやすくなり、胸も開いて姿勢も改善する。
 新しい環境に順応できない時には、生活の改善に取り組むとともに、ツボ療法があることを覚えておいてほしい。 

おまけ:こんな時に試して欲しいチェック項目
❏ 理由もなく身体がだるい
❏ 朝起きるのがつらい
❏ イライラして落ち着かない
❏ 寝付きが悪く眠りが浅い
❏ 呼吸が浅い気がする
❏ 食欲があまりない

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