議論を発生させないとその情報の精度がわからない
「危ない…鵜呑みにするところだった…」
入手した情報に、違う方から、違う角度からまた気づきを得て、見解が変わった・・というケースは多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
正解かどうか別として自分が気づくこともあります。
今、noteのテキストを書いている私、GIRONメンバーのひとりは、普段は流通業で働いています。業界ニュースをもちろん拝読するのですが、先日、「英国の小売業がネット通販に押され、経営破綻が悪化、破綻が増えている。日本も危ない」という内容の記事を見ました。
主題として否定されるものではないのですが、どうも気になるところ・・鵜呑みにして欲しくない部分があります。
「英国と日本は商圏が類似している」
類似点は ①国土が広くない ②人口が一極集中している
との理由で、宅配には都合がいい、つまりネット通販業者は採算が取りやすいとのことです。
実はここに、明らかにサプライヤーの視点が欠如しています。
サプライヤーはロンドン中心部に位置するわけではなく、多くは地方のはずです。同じく国土が狭いとしても、平野が多い英国は物流上、日本よりも有利であり、運びやすいということになります。よって、山地が多い日本が同じく宅配に有利ということにはならないと思います。東京だけでサプライチェーンが完了することなんて、レアだと思います。
英国よりもサプライチェーン合理化の難易度は高く、高い原価を設定される可能性があります。
また、日本は山や川が土地を隔てたことで独自の食文化もあります。消費額のトップは食料品類です。ネット通販の成長を語るなら食料品は外せない分野なのですが・・・日本は地域ニーズが細分化されます。お味噌なんかがいい例でしょう。極めて多種にわたる商品を提供することが宅配に向いているかどうかは想像に難くないと思います。
もちろん既存のリアル店舗を中心とするビジネスモデルが安泰ということでもありません。では他の国で参考になるところは・・・
そういった確固たる情報がないのも自分だったりします。。なかなか自分だけでは完結できません。でも、ここに誰かもうひとり、ふたり加わって、それぞれの知見を述べて議論になれば、明らかにひとりで見たニュースよりも、視点は増え、多角的に物事を捉えることができると思います。
これは、リアルなビジネスでも同様だと思っています。議論の価値ってやっぱりありますよね!
「日本と類似性が高い国は?」について議論中! https://giron.biz/share/giron?giron_id=74
今回は個人的にGIRON案件を立ててみました。ぜひご参加ください❗️❗️
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