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意外とこの話を全然したことがない

そして私の場合「ま、この話はわざわざしなくていいや」という、当たり前すぎるからわざわざ書かない内容に「なんで言ってくれなかったの!?」となるのがあるあるなので、「もしかしてこれもそうか???」と思いついたから書いてみる。

実験実験🧪


Andy Warhol/1928-1987


中学生の時にはなんとなく彼の作品を知っていた

その後、やはり中学生の時に「バスキア」という映画を観て、バスキアという夭逝のアーティストと、彼を見初めたアンディ・ウォーホルという存在をしっかりと認識した。

1997年、日本公開なので
1998年には観てる


ちなみにこの時のタイトル BASQUIAT で、フランス語の読み方をなんとなーーく知った


なのでふくだはここ数年でいきなりバスキアが注目されてびっくりしている

ついでに言うとバンクシーも大学時代に衝撃を受けたので今の人気にもびっくりしている

こうして中学生からバスキアを知っていたとしても、周りが知らないと伝わらないし、バンクシーの衝撃だって、バンクシーを知っている人が沢山いないと伝わらないわけで

人生はこんなことの連続である

なので私の脳みそにはこういった「知ってるけど人に言っても伝わらない知識」がめちゃくちゃある

なのでどれが知られていて、どれが知られてないのかを分けるのが面倒で置いてあるのだ


好きなものほど理由がわからない


私にとっては好きな理由がわからないことが最大の愛情表現なのである

言語化できない/したくない=こじつけできない/したくない=適当な言葉にできない/したくない=大切な感情=感情の最終地点である「好き」となれるのだと思う

いくつかそういう「好き」があるけど、全部理由がわからない

なのでアートだけではなく人に対しても理由がわからなくなる感情を探している

昔はこのメカニズムを理解していなかったので、なんでこんなに大好きで仕方ないのに理由がわからないんだろう😢と思っていた
今はその感覚の理由がわかったので「あれ、理由がわからん、これは「好き」だ!」とわかるようになった

なのでウォーホルも理由がわからない

ただ、なんか好きなのである

そしてアートをウォーホルで刷り込まれたからか、はたまた好みだからか、なんとなくずっと思考と作品面で追い続けている

ウォーホルだったらどう考えるかな?は、かなり思っていた
彼なら私が納得できる答えを出してくれると思ったので、彼の答えを想像すれば、彼の答えが出てくる
彼の答えを出したのは私の脳みそなので、彼と私の思考がリンクできるとわかったからだった

これはもう高校生くらいからやっていて、意外とアートではない時でも周りとの価値観の違いに辛くなった時に、ウォーホルならどう感じるかな?と思ったりしていた

これは私の癖で、そういった何人かの当時の価値観と戦った存在を、カウンセラーのような位置付けで心の中に置いてある
ずっとこの思考パターンを使っているので特に話す必要を感じなかったけれど、ここ最近の流れ
からするとどうやら珍しい思考プロセスかもしれないからシェアした方がいいのかも?と思ったのが動機です

簡単に言うと調べうる限りの彼らの事実ベースの情報、作品、インタビューから彼らの性格、思考パターンのプロセス(成育過程)を洗い出して擬似彼らを生み出している感じ

これは今現在の私の大切な仲間、BTSでもやる

彼らの答えを複合的に想像して、他人を介して思考と照らし合わせる

みんなもやっ、、、、てないんだよね、たぶん…
聞いたことないから…

わかってきたぞ(特技▶︎すぐ成長


唯一、美術館に足を運ぶ存在


この人生、本当に美術館に興味が無かった

NYに学年みんなで美術館旅行に行った時もウォーホルだけ「ウォーホルの作品がついに見れる!」と心浮かれたが、それ以外は爆速で見てお土産屋さんにいたか写真を撮っていた

ちなみに爆速で見ても視覚優位なのでおそらくちゃんと見れている

「ウォーホルだけは、なんか見たーい」となるのだ

思考が多い私が「なんか見たーい」「なんか会いたーい」「なんか好きー」とIQ3くらいになれるのは、かなりレアである

いつも感情をも論理下に置く私が、ちゃんと感情が勝てているということ

ちなみに私の口癖は「なんか」「なんかねー」らしい
昔、親友に指摘されて知った

ちなみに(ちなむなぁ)MoMA/ニューヨーク近代美術館は当時改装中で隣のクイーンズ地区にあり、超絶簡易的だったため作品数はかなり、かなり少なかった

その代わり少し遠いDIA:BEACONで自由に展示されたウォーホルを見られた

ちなみにここは約20年後、NYに行ったBTSのRM/リーダー(美術館大好き)も遥々行っていてびっくりした
グランドセントラルという東京駅みたいなところから1時間半は電車に乗るので本気で遠く、しかもまじで周りになんにもないので「多忙なのによく行ったなぁ」と


唯一、ウォーホルの全集を持っている


DIA:BEACONのお土産屋さんで見かけた全集

しかし、マジででかくて重い

ぱっと見、ただの本だが、
サイズ▼
42.5×33×5.5
まじ、でかいし重い


さすがに持って帰れない、と諦め(その時点で既にスーツケースがパンパンで入らず、手荷物も両脇と両腕にあるかんじ)おそらく同級生である元旦那さんにそれからうわ言のように言っていたらしく、数年後の引きこもりバリバリの誕生日にプレゼントしてくれた

今思えばものすごい愛情と鼓舞だなぁ

しかし当時の私にはかなり刺激が強い部分もあって、見ると体調が悪くなったので当面は灰皿置きにしていた  

それくらい近くに置いておきたかった

それでも見たくて、時々見ては具合が悪くなりつつも、我々が知らないウォーホルの作風の一面を知り、今の私のアートのベースができた

一言で言うと不謹慎、非道徳

君たちはそうやって言うけど、見たいんでしょ?という背徳感

私が持っているその部分は完全に彼から影響を受けている

彼の突き抜けたPOP ARTには、ちゃんとその逆が存在したことが判明し、そのことで「やはり彼は本物のアーティストであり、正直なのだ」と理解できた

ウォーホルの別の一面

知りたい方は全集をどうぞ
もしかして嫌いになるかもしれない

あれほど誰にでも好かれるアートをやりつつ、
致命的に好き嫌いが分かれることを、彼はやっている

それでこそ本物だと今も思う

美しいものが成立するのは汚いものがあるから

汚いものの本質を理解できてこそ、美しさの本質を理解できる

私の思考パターンはいつもこれだ

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