連続体力学に基づいた物理計算の話 -4-
物理学では「質点」と「剛体」と「連続体」という3種類の物体の扱い方が存在します。
特に、連続体は物体の質量、運動(並進と回転)、そして形状変化(変形)を考慮します。質点や剛体はより扱い方を簡略化した存在と言えます。
こうした物体の変形を扱う学問として「連続体力学」があります。連続体力学は固体だけでなく、流体の分野にも適用可能な古典的学問でもあります。
前回はテンソルに関する応用を書きました。例えば、応力やひずみは2階テンソルですが、それらを式で連結するためには4階テンソ