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『83歳のやさしいスパイ』にきゅんです。

こんばんは、クラちゃんです。

このnoteも連続投稿が90日になりました。もう少し書き続けるかなと思ってます。でも記念すべき日。

3週ぶりに銀座の街に出て、次の時間までぽっかり空いたので久しぶりにシネスイッチ銀座へ。
昨年の休館前から行ってなかったけどやっぱりいい映画館で、観ようと思って観ていなかったこれを。

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83歳のやさしいスパイ

チリの老人ホームを舞台にしたドキュメント『83歳のやさしいスパイ』を観ました。

アカデミー賞の長編ドキュメント部門に選ばれているので、あれ?ドキュメントなんだ…と思うくらい、チリの人達みんな役者さんみたいだ。

妻を数ヶ月前に亡くして生きがいを失っていた83歳のセルヒオは、新聞で見つけた80~90歳の男性が条件という謎の求人に応募する。

業務は探偵事務所のもの。
老人ホームの住み込み調査で、探偵事務所の依頼人はホームに入居している母が窃盗にあったり虐待されているのではないかと疑っていた。
面接に合格したセルヒオはスマホやマイクロカメラの使い方を勉強して、スパイとして老人ホームに入居した。
ホームでの生活の様子をこっそり毎日レポートすることに。ちなみに老人ホーム自体にもドキュメントの撮影とだけ言って撮影隊は入っている。
仕事をしているつもりが賢く優しい彼はいつしか悩み多き入居者たちにモテモテ。そして良き相談相手となっていきます。
調査を終えた彼から出た言葉は…

これドキュメント?みたいな

ざっくりと内容のさわりを書いてみましたが、どうみてもロバートデニーロがやった『マイインターン』のベンさんですよ。わたしはこの映画も大好き。
退職して悠々自適の老後に物足りなさを感じてイキイキ働き始める…。

セルヒオおじいちゃんのミッションインポッシブルです。
イケメン過ぎます。優しいし紳士だし。

#みんな好きになるはず
#きゅんです

このドキュメント、やはり身近に老人がいたかどうかでリアリティは変わるかも。
この映画に出てくる老人ホームは元気な方から寝たきりの方までいるタイプのもの。25年も入っているというおばあちゃんまで出てくる。

元気だった方も時が経てば記憶がまだらになり、不安で泣き出す。
認知症が進めば、家族に会ったことも忘れて誰も来ないと怒る。

最後は病院に搬送されあっという間に仲間が亡くなった様子を見ては自分もいつかそうなっていくな、と思うに違いない。

自分ごととして観れるか

わたしは父が最後6年くらい転院を繰り返して、最後は認知症でわたしの事もわからない状態で亡くなったので、大部屋から個室まで見ています。

大して何もしてあげなかったので、偉そうな事は何も言えませんが同室のおじいちゃんは家族も来なくなって私を会社の部下だと思って、
「そこの書類を取ってくれ」だの寸劇に付き合った事もあります。

#本人は本気

いつか自分も行く道

ホームに入るのが幸せなのかどうかも一概には言えないけど、老いとはいつかは自分の行く道。

今時点では、こんなに沢山の人と生活するのは…とちょっと思ってしまいますが、このセルヒオさんみたいな人が密かに仕事でもいいから入っていてくれないかな、それなら悪くないな。
なんて。

セルヒオさんは、探偵事務所に仕事を依頼するくらいなら家族が、ちょっと顔を出すだけでどんなに救われる人が多いかと結びます。


願わくば、83歳でスパイになれるくらいの勢いで居たいと思いますが万が一の時は、だれかホームにスパイで来てください。

#誰か
#iPhoneの新機種にもまだしばらくついて行かないと


ではまた

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