全国制覇

全国制覇したいと思っている。

・・・と書くと某バスケ漫画みたいに聞こえるが、もちろん私にそんな腕っ節はない。ここでいう「全国制覇」とは、つまり「全都道府県に行ったことがあると自信をもって言える」ことである。

「行ったことがある」を字面通り読み取るとかなりハードルが下がりそうだが、そこは自分に厳しすぎる男・黒澤、行ったことがあってもそれを「自信をもって言え」なければあかんのだ。

具体例を出そう。「新横浜駅から名古屋駅まで新幹線に乗った」とする。この場合、厳密には神奈川県→愛知県の間に静岡県を通過しているわけだが、それで静岡県に「行ったことがあると自信をもって言え」るだろうか。否、そんなわけはなかろう。

では、同様の移動で新幹線ではなく自動車を使ったとする。新東名をまっすぐ、景色を眺めながら途中でコンビニに降り立ったとしよう。この場合、「静岡に行った時の思い出は?」と問われれば、「景色を見ながら通過して、途中でコンビニに寄った」と答えることになる。残念ながら、これだと僕の腹の虫は治まらない。何かパンチに欠けるのだ。

ではでは、降り立ったのがコンビニではなく「さわやか」となるとどうか。そしてそこでちゃんとハンバーグも食べたとしよう。うーーーーーーーんこれはかなり際どい。相当いいセン行ってる。でもまだだ、まだパンチが足りない!さわやかはもちろんうまいが、静岡のポテンシャルはハンバーグひと切れ程度にとても集約されるようなものじゃない!!(やけに静岡に肩入れしているように見えるが、その通りである。静岡県には半年ほど住んでいたが、それはそれはいいところだった)

とどのつまりは、「制覇の基準はすべて自分次第」なのである。自分を信じると書いて自信、自分が良ければそれで良いのだ。私は私だけの、あなたはあなただけの全国制覇がそこにあるのだ。

まあ強いて基準を言語化するならば、「その土地での思い出を語れるかどうか」が近いような気がする。仮に同じ地に1週間滞在したとしても、その間ひたすら仕事しかしないようではいかんのだ。仮にひたすら観光地を行脚としたとしても、ショートトリップすぎて何一つ印象に残らないようではいかんのだ。大事なのは「記録」よりも「記憶」なのである。

ちなみに、現在の私の制覇状況は21/47である。

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うーん、先はまだまだ長い。各所の思い出話についてはまたおいおい記していくとしよう。ではでは今日はこの辺で。

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