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私と妄想とジョン・ウィック

ジョン・ウィック

演 - キアヌ・リーブス、日本語吹替 - 森川智之
主人公。かつて「ブギーマン(闇の者)」や「ババヤガー」などと呼ばれ恐れられた引退した伝説的な殺し屋。現役時代はどんな不可能な暗殺も成し遂げ、「3人の男を鉛筆1本で殺した」など数々の伝説を残すも、最愛の女性ヘレンと出会い、引退したという過去を持つ。その亡き妻が残した愛犬を無残に殺されたことから、かつての雇い主でもあったロシアンマフィアの大物ヴィゴ・タラソフの息子ヨセフとその仲間たちに復讐するべく、暗殺者の道に戻る。メインアームはH&K P30L(コンペンセイター付き)、サブにグロック26を使用。(Wikipediaより)

出会い

初めて彼を見たのは中学か高校の頃。母親がリビングで見ていて最後に主人公らしき男の人が犬を連れて行ったのを覚えている。

もういろいろ私に刺さってきた。キアヌを初めとしたキャストのアクション、殺し屋たちの掟、なんといってもあのホテル!特に3作目はたまらなかった。必見。

自分で見たのはここ1、2年で1作目と2作目はネトフリで履修している。ネトフリを契約してわかったことなのだが、私には実家でみた断片的な映画の記憶がたくさんある。そして自分で見た時になんだかみたことあるシーンが登場するというパターンがとても多い。


私とジョン・ウィック

私は都会で働く会社員。今日は休日なのでカフェに来た。

私が1人でカフェでスケジュールを整理していると、入り口の方で物騒な音がした。それは駆け込んできたスーツ姿の男ががケーキが入ったショーケースに激突した音だった。

びっくりしていると彼の後から他にも3人ほど男が駆け込んできた。どうしよう。逃げるべきか、大人しくしているべきか。そうこうしているうちにスーツ姿の男が私に駆け寄ってくる。

「少し貸してくれ。」

それは私が持っているボールペン。私は思わずペンを差し出した。そのペンを受け取った彼が振り向いた瞬間には、私のペンは1人の男に刺さっていた。うずくまる男と、固まる私。その間にもスーツの男は襲いかかってくる残りの男達にペンを突き立てる。

1分もかからなかったと思う。あっという間に3人の男にペンを突き刺し動けなくした彼が私のに向かって歩いてくる。

「すまなかった。」

彼はそう言ってペンについた血をスーツでぬぐい、私に丁寧に差し出した。不思議なことにペンは無傷だった。受け取った私が顔をあげると、少しだけ目を合わせて店を出て行った。

飲みかけのダージリンはまだ温かいままだった。

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