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個人戦術 中押し出し

今回紹介するのは中押し出しと呼ばれる戦術である。
一見戦術とは言い難いように感じるが、その動きがある程度パターンとして存在する以上、戦術としてみなすのが妥当だと思われる。

(1)概念
 ボールホルダーより相手陣地側にいる選手が、ボールサイドとは逆サイドへ移動することでボールホルダーがドリブル突破するためのスペースを創出すること。

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(2)種類
 逆サイドへ移動すると一口に言っても、その移動の仕方は一通りではない。
ここではどのようなスペースの空け方があるかを確認する。
イメージとして「表⇒アラコルタ」、「裏⇒プエルタアトラス」という感覚を持っておくと理解しやすいと思われる。
プエルタアトラスは名前こそ難しく感じるが、基本的な概念としては相手の背後を突くことに当たるので、裏というイメージもしやすいだろう。(※プエルタアトラスとは本来バックドアと同義語であるが、ここでは敢えて別々に定義している。興味がある人はプエルタアトラスの記事を参照いただきたい。)

①アラコルタを利用した中押し出し
アラコルタ(※2人組戦術において詳しく紹介する)の動きから、そのままスムーズに中押し出しへと移行する。

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②プエルタアトラスを利用した中押し出し
プエルタアトラス(※2人組戦術において詳しく紹介する)の動きから、そのままスムーズに中押し出しへと移行する。

図解

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