ケトルベルスポーツ界のインドの躍進

昨今の新型コロナウィルスの世界的な蔓延を受けて、最も伝統的で権威あるケトルベルスポーツの国際団体であるIUKLは2月中に全てのIUKL主催の大会の中止を決定しました。

それに伴いIUKLは6月にオンラインでの大会を開催いたしました。数多くの国からアスリートが参加し、日本のアスリートも何人かメダルを獲る偉業をなしとげました。

この大会では日本勢の躍進も一際目立ちましたが、なにより際立ったのはインド勢のアスリートが数多く出場したことです。最多の39のアスリートが出場しすごく目立っていました。

昨年よりIUKL主催のアジア選手権がインドのデリーで開催されるなど、この1年で一際目立つ存在となったインド。

写真:IUKL2019アジア選手権。インド国籍のアスリートによる集合写真。

最近では、インド初となるオンラインによる正式な国際大会が開催されています。ただし伝統的な10分制のルールによる競技会ではなく、7分制というルールによる競技会です。これにはインドのケトルベルスポーツ団体のKSIAが「発展途上のアスリートが将来、10分という長い時間で闘い抜くための力を養うために行われる7分制の競技会」というポリシーの下に発足されたためです。この競技会にも日本からの多くのアスリートが参加しました。なんと金メダリストは複数人でました。大偉業です。

またインドは今年の8月にヨルダンのケトルベルの雄ソロモン・ロスキンを迎え、オンラインのケトルベルセミナーも行うようです。

筆者の渡辺陽介は昨年インドで開催されたアジア選手権に出場しましたが、その時のインドのケトルベルスポーツアスリートの印象は「まだまだ発展途上だな」という印象でした。フォームも非常に悪く、スコアも良くありませんでした。しかし今年のオンライン競技会で彼らの印象は一転しました。みなすごく上達しており、中には34kgという超高重量で競技会に参加される方といました。インドではケトルベルスポーツのコーチが数多くおり、それだけたくさんのアスリートが育っているのだと思います。

さて、インドのKSIAはFacebook上で毎月ケトルベル競技会を開催しております。日本のアスリートも参加を検討してみてはどうでしょう?従来の競技会と異なり、競技はただ1種目のみで競います。2020年6月はワンアームロングサイクルで競いました。そして今月はスナッチで競うようです。このように毎月「お題」を出されて、そのお題を7分を上限に競いあいます。

是非みなさんチェックしてみてください!
Facebookで「KSIA」、もしくは「Online Kettlebell Sport Cup」を検索してみてください!

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