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聾の子育て3歳・絵日記

上のぞうさんは息子が大きくなってから描いた絵です

彼が聾学校3歳ごろ親子で交わした絵日記を紹介します。

3歳ごろにもなるとどうやら音そのものの存在自体はわかっているようですが
気持ちと言葉がまだまだ結びついていません。

また、成長していく上で身体発達に伴い欲求、関心なども変わってきます。

まず経験があって
気持ちやモノの名前があって。

というふうに結びついていくまで繰り返しが必要です。

1日の内で毎日の子供との経験を絵日記にして
そしてその絵をもとに子供と話を重ねていくということを聾学校の乳幼児部で指導されました。

補聴器を最大限に生かし、本人に伝わるような言葉でやりとりをします。

耳の遠いお年寄りに話しかけるようには話しません。それは不自然ですから。

そして聾学校で絵日記の同じページを見ながら先生と会話を重ねていきます。

絵日記の内容は、子供が関心を持ったものや事です。

子供の気持ちを想定した上でのやりとりで子供の感情、気持ちを言葉に返してやります。

それを繰り返し繰り返し重ねていきました。

絵日記が宿題と言うことで、
最初の3〜4ページは鉛筆画で気合を入れてしまいました。

まあ書き込んだものでなくても、子供との心の通わせあい経験が伝わればよかったとわかり、適当に楽しく絵日記を書いていきました。

お尻がかわいかった

です。

シャボン玉も上手く空気が出せなくて「ウー」と言ってただけでした。

この頃玄と同じ歳の犬=ビーグル犬のメスを飼っていました。
名前はバフィです。

絵日記にたくさん登場いたします。

先生との個別でも
「バーバィ」(バイバイ)と手を振っていました。

この頃
スヌーピーの人形がえらく気に入っていてどこに行くにも持ち歩いていました。

耳が壊れたのでテープを貼りました。←そんなことでも立派なネタになりました。

本人にとって楽しかった経験の日記のページは何度も見、嫌だった経験のページは見たくない!と言った感じでした。そういった心の動きも語りかけのチャンスです。

次回も幼稚部に入ってからの絵日記を紹介いたします。

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