子供にとっては恐怖 歯医者
息子は聴覚障害と発達障害を併せ持っています。
もう成人し、母としての振り返り日記です。
言葉の概念が育つまでは言葉って使えないものなんです。
なので幼児期は絵でコミュニケーションしていました。
詳しい話はこちらに
生まれつきの聴覚障害発達障害のある子を育てて
歯医者って口の中を一定時間空けさせてガーーっとやるわけですからわかっていない子供にとっては怖いのも仕方がないと思います。
息子の虫歯が見つかったのは4歳くらいの時でした。
元々背骨の奇形もあったせいか、口が大きく開かないので治療がなかなか大変でした。
最初は聾学校のママ友が先生をしていた歯医者さんでお世話になりました。
でも、口がちょっとしか開かないから奥歯の治療が無理〜と言われ、別の歯科へ。
なんか口を開けてって伝えても開けられなくて
伝わっているのか
それとも伝わってもわかっていないのかなんなのか?といった感じでした。
まずは「歯医者さんは悪い人ではなく、あなたのために良い人なんだよ」という絵をかいて事あるごとに説明しました。
本人、歯が痛くて困っているシーンから始まります。
あとは文章いらずです。
歯医者さんのおかげで痛かった虫歯が綺麗になった!ということを力説したかったのです。
まああんまり戦うイメージを出すと却って怖い感じがしますが笑
また別の日には
こうだから→こうしようね。
みたいな絵です。
何回虫歯の絵を描いたことでしょう!
次の歯医者さんは障害児もOKの歯医者さんで、暴れると危ないから。
ということで身体にネットをかけて治療する歯医者さんでした。
ネットってあのゴミ置き場にあるようなネットで手が拘束されてしまいます。
怖いっちゃ怖いです。
口はバイトブロックという誤飲防止のチェーンがついたブロックを口に入れて開けさせます。
本当にこんな感じでした。
先生の雰囲気もこんな感じで。
でもある日、本人鼻がちょっと詰まっていて、この治療をスタートした時
くぅっ!!
と言って息が止まってしまいました。
一瞬で息子の顔色が土色に変わり、目の前にいた私は叫んで彼の体を叩きました。
逝ってしまった。と一瞬思いました。ら
ぷうーーっと息を吹き返してくれ、泣き始めました。
はーーよかった😮💨二度と子供のこんな顔色見たくないと思いました。
先生も
酸素!人口呼吸!ってかなりパニック。
緊迫した空気になりました。
町の小さな歯医者で一瞬生死をさまよった息子。
待合室に戻った時
治療室の様子が一部始終聞こえていたようで、女性の方がおののいてました。
その後酸素ボンベもある、何があっても大丈夫な大きな病院を紹介されて、そこではなんとか問題なく治療が進んでいった息子でした。
まあすったもんだしたわけですが、
日常の通院以外で
こと障害児にとっては
歯医者をはじめ、散髪など
母や家族、先生以外に身体を触られるという事に関してこちらがちょっと意識して慣れさせないと。。と思いました。
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