日記(2023/9/19)
夜を心底歓迎できるような、暮れる太陽に底から照らされるような夕方は、早起きできた朝と同じくらい最高だよ、と思いながら帰る。秋だからか空がぐーっと引き伸ばされたように広くて、背筋も伸びる。伸びた分、目線が高くなったので尚更、ぐんぐん伸びていく空の果てに意識が飛んでいった。雲をたずさえて、空はぴんと張りつめたまま伸びていく。しなりながら、地平線を越えたあたりで朝と夜とを切り替えたり、それでも相変わらず、むしろ勢いを少しずつ増しながら惑星を塗りかえるように遥かに伸びていく。ばちっ