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レコード棚を総浚い #9:『THE ALLMAN BROTHERS BAND / THE ROAD GOES ON FOREVER』
オールマン・ブラザーズ・バンド初期のベスト盤が本盤『THE ROAD GOES ON FOREVER』である。
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こうしてベスト盤を聴いていると、実にカバーの上手いバンドであったことがわかる。
『AT FILLMORE EAST』の稿で採り上げたタジ・マハルの『Statesboro Blues』も本盤に収録されているが、なんと言ってもウィリー・ディクスンの『Hoochie Coochie Man』が必聴の名カバーだ。
レコーディング中に、中心メンバーであるデュアン・オールマンが、24歳の若さでバイクの事故で亡くなって、ディッキー・ベッツを中心に完成した『Eat A Peach』から本盤に収録された『Melissa』という楽曲は、数多の名曲を残したグレッグ・オールマンの作品の中でも一際美しい。
この名曲を日本のアーティストが見事にカバーしている。
ぜひ斎藤誠のこの名演を聴いてみて欲しい。
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