[UE4] [UMG] UIデザイナーのマテリアル中級。動かす1「角度」
UIデザイナー向けの、UMGのデータの作り方を紹介しています。
今回の内容
この後の5回は、マテリアルに慣れてきたら知りたくなる、
角度・位置・大きさ・動きの波形・その複合技 について、
順次紹介します。
今回は角度についてです。
角度の調整とアニメーションの方法を紹介ます。
使用する主なノード
CustomRotator
Rotator
TextureCoordinate (ショートカット [U]+クリック)
Time
初期状態の確認
まずは、イメージを動かす前の状態を確認します。
背景の位置確認用グリッド、色、マスクイメージの3つの要素を Lerp で合成しています。
角度・回転は、CustomRotator
角度・回転は CustomRotator です。
CustomRotator 、TextureCoordinate 、 Constant を用意ます。
まずは、 TextureCoordinate と、CustomRotator をつなげて、回転させたいイメージのUVsに繋げると、プレビューにイメージが表示されます。
Rotation Angle(0-1) に Constant をつなげて0から1の値を入力します。
値は、0が0度、1が360度です。
プラス値で反時計回り、マイナス値で時計回りです。
プラス値を時計回りにしたい場合は、
下の画像のように Multiply で -1 を 掛けて ください。
あと、”RotationCenter” というピンがありますが、こちらは感覚的に扱いにくいので、気にしない方がいいかもしません。
一応、Rotator についても解説
Rotator ノードは TextureSample などのイメージにつなぐだけで回りだすので、便利そうにみえます。ただ、90度や45度などきっちりした角度を出したいときに、入力すべき値がはっきりしないので、使いどころを選びます。
アニメーション
イメージをぐるぐる回転してみましょう。
まずは、回転させるためには「何をすればよいのか?」を考えます。
CustomRotator では、
Rotation Angle(0-1) につなげた値が角度になります。
値は、0が0度、0.25で90度、0.5で180度、1が360度です。
ということはこの値を、
0から小数の値が増えて1になったらもう一度0から、これを繰り返せばイメージはぐるぐる回ります。
これには Time ノードを使います。
Timeは時間を推移させます。
その際に小数点以下の値も出力するのでその値を使います。
早速、つないでみましょう。
ぐるぐる回りだしました。
1秒で1回転しています。
速度調節をしましょう。
Multiply で調節できます。
この場合の 1 回転する値と秒数は、
値が 0.5 で 2 秒、
値が 2 で 0.5 秒です。
値=秒数 にしたければ、
Time の後ろの Multiply を Divide に変更します。
値 2 で 2 秒で1回転になりました。
まとめ
簡単ですね。
次回は「大きさ」、スケールです。
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