一対一で納得させる方

なぜあなたの話は伝わらないのか?
毎回、詳しく話しているのに伝わらない。
それはなぜか。

今回は、講演の話し方やプレゼンのような、
台本のある演技のスキルではなく、
会話で起きる台本のないコミュニケーションスキルを紐解いていく。

まずポイントとしては3つある。


1.結論から話す
2.短く話す
3.数字で話す

1. 結論から話す

まず結論から話すのが大切。
絶対に先に持ってこなくてはならない。

ではなぜ、結論から先に持ってくるのか。

例 ある部下の話

「A店はコーヒーの売り上げ落ちている。
だがB店はコーヒーの売り上げが上がっている。
この2店舗の違いは何かを考えた。

B店ではコーヒーが売れた際にオリジナルノベルティを渡していて、
それが功を奏していた。

ここから、A店含めた全店舗でこのオリジナルノベルティを配ってみたら、売り上げが上がるんじゃないかと思った。」

この話し方は0点。
人によってはイライラしてしまう。

では今の話を元に話す順番を変える。

「全店舗向けにオリジナルノベルティの配布をしたいと感考えている。

なぜならば、ノベルティがコーヒーの売り上げに寄与するからだ。

例えばノベルティを配布したB店と
配布していないA店を比較すると
配布したB店の売り上げが大きくなっている。

このような理由から全店舗向けにオリジナルノベルティを配布しようと考える。」


こちらの方が聞きやすい。
結論から話されることで、今回の議題と問題点と解決策と着地点が見える。
これはビジネスの世界で言う、
「PREP法」と呼ばれるものであり、

Point→結論
Reason→理由
Example→具体例
Point→結論

この順序で話すとわかりやすくなる。

2.短く話す

聞き手の気持ちになって話す。
あなたは
「知っていることは多く教えた方がいい。」
って思ってはいないか?
しかし目の前の人は、本当は何を知りたいのか?

Aの情報、Bの情報・・・Nの情報・・・
の中でどの情報を知りたいのか。
その判断は、「伝える目的」を考えると分かる。

例 
1.プロジェクトリーダーへ伝えるとき

会計情報や直近の動きなどの9までを伝えた方がいい。

2.今起こってるトラブルを解決させるとき

トラブルの発生原因や改善方法などの2までを伝えて欲しい。


なぜか、人は伝えたいことを全て言ってしまう。
なぜ伝えたいのか?
伝えて何をしたいのか?
を考えた方がいい。


では伝えてることが不足していた場合はどうなるのか?
その場合は、向こうが聞いてくれる。
必要な情報であれば聞いてくるため、聞かれたら答えるくらいでいい。

しかしこれは、必要最低限の情報は伝えた上での話だ。
何も伝えないまま待っていることはしてはいけない。

3.数字で話す

数字で話すこと以外は開くと思っていい。

例 あのプロジェクトは順調?と言う質問

「順調です!」
「あまりうまくいってないです!」

ではなく、
「三分の一完了しています」
「進捗は約30%です」

などと、定量的な数値で回答する。
言語で回答するのではなく、数値で回答するのだ。
これを繰り返すと、頭が数値に強い回答を言うようになる。


以上から、相手の聞き手の気持ちを考えて
話す内容を変えるのは大事で、
相手のために話しているのに
相手はタメになっていない。
というジレンマが発生してしまう可能性も否定できない。


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