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ROCK POPS YOU

 夜に潰されて、干上がったミミズのような俺をからかう風は上昇して、空を駆ける四輪バギーは無人探査機とすれ違った。眩いLEDライトを浴びながらよたよたと、地球が俺を運んでいった。もう明け方になる。
 俺の描いた設計図にいつも君はいた。心の隅っこから、隅っこへ駆けていく君の足音を聴いてきた。
 千枚のA4用紙にグッドバイ。竜巻の渦の中で舞った。これをプラスチックケース(あるいはガラスケース)に閉じ込めて、君と眺めたらどんなに素敵だろう。って。
 トースターの音が鳴って朝が目を覚ます。俺は俺を俺に入れて、エンジ色のネクタイを締めた。俺が俺である理由なんて特になかったけど・・・。君は君というジャンルだった。

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