ライトポエムについての考察

 出版業界における紙媒体の売り上げが減少している。一方で、電子書籍、電子コミックの売り上げが増大している。現状を鑑みるに小説はコミカライズ、アニメ化、ドラマ化、映画化といった複数メディアとの親和性が高いものが売れ行きを伸ばすと想像できる。
 では、現代詩はこの低迷する業界の中、どのようにして生き残るべきか。このまま無策が続けば、詩集は詩が好きな人だけに流通する商業規模の非常に小さいジャンルとなる。また、そのような状況が続けば、新しい詩人は誕生、育成されず、規模はますます縮小し、もはや古典的な芸術となって鮮度を失うであろう。
 そこで提唱したいのが、このタイトルにもあるライトポエムというジャンルの確立だ。詩を親しみやすいより身近なものにすることで、現在の詩とも相互的に作用して、詩の商業規模の拡大を計る。
 では、その定義について。残念ながら、これがまだ自分一人では見いだせていない。これについては皆様と議論を重ねて確立していくものと考えている。何かアイデアがあればお聞かせ願いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?