おれんち来っと?
素っ裸で扇風機の前を陣取る山口が言った。マジか!おれは天にも昇るような気持ちになり、即オッケーした。
山口は家に電話し、王将で食って帰ると報告した。おれも母親に電話した。
初めて訪れた山口の部屋は殺風景で何もなかった。部屋の角に教科書が数冊積んであるだけだ。意外だった。
もっと散らかってると思った。
おれが言うと、山口はぱっぱと服を脱ぎながら、
おまえも脱げ洗濯すっから。
と言った。再びおれたちは素っ裸になり、そのまんまの姿で話を続けた。
やばい。このままだとまた勃ってきそうだ。なんとかしないと。おれは少々焦って、勉強の話や試験の話をまとまりなく話した。すると勉強の話は苦手なのか、山口はごろんと仰向けになり何食わぬ顔でパピーを扱きはじめた。
人の話聞いとっと?
おれが言うと、
聞いとるけん続けてくれ。
と言うが手は止めない。
聞いとるわけなかろうが!
おれが言うと
マサヒロもシコれ。一緒にすっと。
平然と山口はそう言って、おれに隣に寝るよう指示し、遂にふたり並んで扱きはじめた。やばい。すぐにでも出ちゃいそうだ。
なあ、まさひろ、シコりあお。
おれの返事を待たずに、山口はからだをおこし、勃起したおれのパピコを何食わぬ顔で握った。生まれて初めて他人に、しかも大好きな山口にパピコを握られ、おれはめちゃくちゃ興奮した。
まさひろデカっ!
山口が言う。おれもすぐ山口のパピコに手を伸ばした。こいつ太っ!しかも手の中でどくんどくんと脈を打っている。今にも龍みたいに襲いかかってきそうだと思った。おれはだんだん頭がくらくらしてきて気絶しそうになった。