特集 銀ぱち流 東京銀座・蜜源植物図鑑2023
銀ぱち通信44号より
銀座ミツバチプロジェクトのミツバチ「銀ぱち」たちは、銀座の街路樹をはじめ、浜離宮や日比谷公園、霞ヶ関、皇居など、東京を彩る季節の樹木や草花の蜜を集めて暮らしています。
東京は、コンクリートだらけで緑が少ないと思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ銀座界隈は、人間同様ミツバチにとっても一等地でもあるんです。そんな銀ぱちが集蜜する銀座界隈の蜜源植物とスポットをご紹介。花の咲く季節にめぐってみてはいかがでしょう。
銀座はミツバチにとっても一等地、その理由
1 豊富な蜜源がある
セイヨウミツバチが飛べる距離は、4㎞四方、在来種のニホンミツバチは3㎞四方と言われています。銀ぱちの本拠地、紙パルプ会館のある銀座3丁目から浜離宮まで約1.2㎞。ミツバチの飛ぶ速さで5分ほどで到着します。
皇居や日比谷公園までは約1.5㎞で、およそ7分の距離。銀座の街路樹をはじめ、銀座周辺にはミツバチが往来することができ、花蜜を集める公園や庭園などが点在しています。
2 天敵のクマがいない
ミツバチは少量でも農薬に被曝すると巣箱の中に入ろうとしません。たとえ間違って入ろうとしても門番のミツバチが入れてくれないそうです。
独自のセンサーを持つ繊細なミツバチは、都会では育ちにくそうな印象がありますが、そんなことはありません。銀座界隈の街路樹や植栽などは、できるだけ自然に近い形で育て、管理しているところも増えています。
また、都会は天敵のクマがいないため、ミツバチにとって実は暮らしやすい場所とも言えます。
3 新しいことを受け止めるカルチャーがある
針を持つミツバチを銀座のビルの屋上で飼育する。都市と自然環境との共生を目指すプロジェクトとして養蜂を行う。そんな奇想天外な取り組みを、銀座の街を愛し、長く商売をされている方々に受け止めてもらえたからこそ、銀座ミツバチプロジェクトが発足できました。
楽しみながら大真面目に挑戦する、遊び心のある人を応援する。寛容なカルチャーは、銀座が一流の街であり続ける理由のひとつです。
銀ぱち蜜源スポット。 まだまだ絶賛調査中!!
銀ぱちの本拠地、紙パルプ会館屋上にある「Bee Garden」。銀座3丁目を中心に半径3kmから4km圏内に咲く花から花へ。ミツバチたちは、あなたが働いたり、遊びに訪れたりする銀座界隈の街の中で、蜜をコツコツ集めています。そんなginpachi の銀座はちみつの源、季節の花をご紹介。
東京にも自然がいっぱい! 東京銀座の蜜源植物
Bee Garden 紙パルプ会館
サクラ、リンゴ、リンデン、レンゲ、ブルーベリー、ラベンダー、柑橘類、ビワ、クロガネモチ、ミツマタ、ボリジ、ローズマリー、タイム、ネズミモチ、ミント、サザンカ など
銀座3丁目界隈
マロニエ、ナノハナブルーベリー、ビワ、セイタカアワダチソウ、サザンカ、エゴノキ、クロガネモチ、ローズマリー、タイム、ミモザ、アオギリ など
数寄屋橋公園 築地川公園
サクラ、ミカン、フジ、セイタカアワダチソウ、サザンカ、ハナモモ など
浜離宮
サクラ、ナノハナ、ユリノキ、ハゼ、クローバー、ウメ、フジ、サザンカ、ヤブガラシ、コスモス、タンポポ、ネズミモチ など
日比谷公園
サクラ、ナノハナ、クローバー、ラベンダー、ウメ、フジ、ヒマワリ、サザンカ、ヤブガラシ、タンポポ、ボダイジュ、サンゴジュ、トウネズミモチ、クロガネモチ、ハゼノキ、ネズミモチ など
皇居
サクラ、リンゴ、ウメ、クロガネモチ など
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