我が家の猫(バージョンアップ編)
チョコとマロンが家に来て半年が過ぎ、新参者も先住者も各々環境に適応しようと努力しているようだ。
そんな彼らの直近における変化についてのお話。
銀: 縄張り確保に躍起になる元王子
銀は若い二人から自分のポジションを守るのに必死である。マロンとはグルーミングしあう仲良さげなときもあれば取っ組み合っている場面もしばしば見かける。
それはチョコに対しても同様で、すれ違いざまポカスカ殴り合い距離をとってにらみ合う。
その剣客の決闘のような光景を目にするとき、私は家の中でも吹き荒ぶ風を感じるのだ。
そんなチョコマロを監視するように見つめる銀を監視する私にも、彼の意識するポイントが読めてきた。
家に新しい物が置かれたとき、レイアウトが変わったとき、チョコマロが興味を示す場所が彼の「ほっとけないポイント」である。
これらのイベントが発生したときは私も銀の一挙手一投足を注視し、最悪の事態(スプレー行為)を事前に回避するのだ。
というわけでこれはどっちかというと私のバージョンアップの話である。
小夏: 環境に適応するあまりオス化が進む
小夏は争いを好まない友好的な娘だが、今はそれどころではない。
ごはんを食べるときもおやつを貰うときもグイっと割り込むチョコに自分はあとで、、と譲っていた小夏もさすがに目に余ったのか
やってやるわ!とばかりに最近は競り合う場面も見せるようになった。そのせいかわからないが最近顔が大きくなったような、、
野良猫のオスは自分を強く見せるために自然と顔が大きくなるというが、姫のオス化が始まっているということだろうか。
銀と二人でいた時期はもてあますあまりグルーミングしすぎで下半身の毛が薄くなるなんてこともあった小夏だが、チョコマロが来てからはそのような姿を見かけない。
羽遊びにも参加するようになり充実している様子も見せるが、センシティブな小夏姫については今後も注意して見ていきたい。
マロン: 安定の人たらし
パーフェクト超人マロンのトピックは、ツレの受け入れである。
私にべったりのマロンはなぜかツレには慣れていなかったのだが、最近になって急激に距離を縮めている。
その理由はわからないが、友好の印として得意のあだ名をつけられていた。
成長して細マッチョになり、毛色からもクリーンな心象を与える彼のあだ名は「体育の先生」、言い得て妙である。
チョコ: 引きこもり娘の覚醒
チョコは相変わらず触らせ不可だが、その距離は着実に縮んでいる。
羽遊びが大好きな彼女は毎日遊んであげる私に期待のまなざしを向けてちょこちょことついてくるようになった。
特に就寝前は期待値MAXで常に視界入りし、普段はほとんど声を発しない彼女が声をかけてくる。その期待には応えずにいられない。
またおやつを手から直接取ったり、近くで横になったりと、だんだんと受け入れられるようになった。これはとても喜ばしいことだ。
ただそれと並行して、銀や小夏にもちょっかいを出すようになった。銀との決闘は前述のとおりだが、小夏も追いかけ回す傍若無人な彼女をツレは「スケバン」と呼ぶ。
まとめ
所々不安にさせる場面もあるが、全員が同じ部屋で寝ている姿を見ると、こちらでどうこうしなくても彼ら自身で少しづつ環境を整えているのがわかる。
今はまだそれぞれの場所で、微妙な距離感をもって寝ているが大丈夫、そのうち4連アンモニャイトになれるだろう。
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