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麻雀リーグFive Colors広報部編集室の舞台裏とメンバー紹介、そしてドラフト祭り最終日に思うこと

怒涛のドラフト期間も終わり、いよいよ最終日、ドラフト当日を残すのみとなったところで、久しぶりに個人的なテキストを書いておこうと思う。

今回は、史上稀に見る規模のエントリーとなった第一期麻雀リーグFCのドラフトについての舞台裏に関して紹介すると共に、私が広報部に入って感じたことや、メンバーについての紹介を合わせてしたい。

まずはじめに、そもそもこんなテキストを書き起こしておこうと思ったモチベーションの根源は、ドラフトレポートへの反応の良さにある。正直、どうしてもある程度型に合わせた文体の中で粛々と選手を紹介していく、という体裁だと、文章単体で盛り上げるのはなかなかに難しく、たくさんの反応をいただいたり、レポートを見ながらの検討配信をしてくれるリーダーが出て来たことでよりレポート自体の価値が上がる、という流れは本当にありがたい限りだった。これは私個人の私見ではなくレポートに関わった全員が口を揃えて言っていることでもあるので、改めてこの場を借りて感謝したい。

さて、ドラフト期間中の広報部であるが、恐らく世間の人が考えているほどバタバタとしていた感じでは無かった。実際の作業量は各々結構な量を抱えていて大変だったと思うのだが、作業進捗の板の話題の7割はプロ野球の話、残りの3割は麻雀関連の話ではあるものの、各々の段位戦の近況や打ち方に関しての雑談なども多く、実際作業についてのやり取りは1割前後だったような気がする。

そんなノリでやってたのかと思われそうでもあるが、私はこの野球バカだらけの広報部ライター部門が大好きであり、これだけの規模の作業を破綻を来さずに続けているのは、掛け値なしに関わっているみんなの人柄、とりわけメンバーを選ぶるかさんの慧眼に拠るところが大きいんだろうな、と実感している。

中日ドラゴンズの負けが込むとそれにつれてコンディションが下がるという弱点はあるものの、るかさんの胆力と期限に追い詰められてからの馬力は本当に目を見張るものがある。
「お前が書かなきゃ誰が書く!オイ!オイ!穹憧!」
復活のサウスポーのメロディーが聞こえてきそうなほど、締切直前のるかさんは本当によく働く。この、面倒ごとを根性でなんとかする力は気紛れな性格の私には無いもので、本当に尊敬しているところでもある。

話が少し脱線するが、先述のドラフトレポート進捗の板で、るかさんが最近段位戦が絶好調だという話題が挙がったことがある。そこで印象的だったのが、るかさんの牌譜屋さんの成績を見ながら話をしていた時に出て来た「人間的印象は雀風を凌駕する」という内容だ。

私はるかさんの段位戦配信をよく見に行っていることもあり、大体の成績や打ち方、傾向などを把握していたので本人の申告とも合致していたのだが、るかさんは超が付くレベルの門前守備型だ。そもそも手を短くしないことで手牌の守備力を維持しつつ、最速聴牌で先制リーチを取れる手組みを好み、相対速度読みで後手に回りそうな時は通常の人間が受けに回る半歩手前で撤退準備を始めてズバズバ中抜きしつつ降りに向かう。ちなみにデータだけの比較で言うと、私より和了率が0.5%ほど低いものの、放銃率は1%近く低い。これだけでも多くの人の印象を覆す話ではないだろうか。

とにかく無駄な失点をしないし、同じ守備型の中でも後述するkeitaさんのような読みをベースにした押し返しの手組みとは違って、見切りが本当に早い。

これだけ冷静でコントロールの効いた打ち筋ながら、るかさんはあまり「守備の人」と認知されていないところが面白いよね、というのがこの時の雑談の本題だ。これはるかさん自身の性格的なところもあるとは思うのだが、普段相手に対して心理的なハードルを作らないようにわざとふざけたテンションで麻雀の話をしたり、真面目なことを言う時も柔らかい表現を選んで話し続けていることで、明朗快活な印象が先に来て、なんとなく雀風も「豪快で気前の良い麻雀を打つタイプ」という刷り込みが効いているのではないか、という推測が出来る。なお、本人も「適当に押してます」みたいな三味線を巧妙に織り交ぜているので、もちろん全てが受け手のせいとは言えないかもしれないが。

これは対人メタ戦術を考慮すると結構重要な話で、鳴きのレンジや押し返している時の信頼度を誤認させることが出来る可能性を示唆しているわけである。普段の生活が自分に対しての他人のアプローチを変える可能性がある、というのは実に興味深い話ではないだろうか。

さて、そんなるかさんもドラフト応募者の一人で、個人的にはまたリーグ戦で輝く姿を見たいので、ついでにこの記事でも後押ししたいな、という魂胆の下にこんなことを書いてみた。

とにかく麻雀は本当に間違いないと言っていい。ネット麻雀に毒され過ぎてないというべきか、リーグ戦で刺さりやすい門前主体の圧迫をうまく使うタイプで、これはF4期るなすぺの控え室アーカイブを見てもらえれば分かるのだが、私は味方が打ってる時でも毎回のようにるかさんを褒めていた(それは応援配信としてどうなんだという話は一旦置いといて)。

なんとか、どこかのリーダーにこの声が届いてくれたら、るかさんの麻雀のファンの一人として素直にうれしい。これを読んで気になった人は、るかさんの直近の段位戦成績を再度チェックしてみてくれるだけでもありがたい限りである。

さて、このペースで進むと大変なことになるのでそろそろ他の広報部ライター陣も紹介していきたい。まずは西向く侍さん。

侍さんはFリーグ3期に参加していたものの、4期は参加していなかったので、もしかしたら直接面識が無かったり、あまりどんな人かわからない、という人もいるかもしれないが、そういった人にこそ見てほしいのがこちらの広報部改名バトルである。

私自身のとんでもないチキン打牌が映されていたりするのでそこは本当に見ないで欲しいのだが、ここに関しては、自分の名前はまだしも現実的な支出を伴ってしまうるかさんの雀魂ネームを背負って戦う異常なプレッシャーがあったということで不問にしていただきたいところだ。

さあ、もうこの異常な雰囲気の動画を少し見たら分かると思うのだが、西向く侍さんは本当に喋りが良い。凸待ちを見ているリーダーは良く分かると思うが、配信映えする声、話し方は結構重要だ。侍さんは落ち着いたトーンの中に麻雀好きが滲み出ているバランスの良い話し方をしていて、嫌味なところが無いのが本当に素晴らしいと個人的に思っている。

また、話し方だけでももう伝わりそうなものだが、侍さんは集団の中での「間合いの取り方」が突出して優れている。広報部の日常の話で言うと、主にるかさんがボケた時に被せてボケて、私やkeitaさんが拾うのを待つ、みたいな動きをよくするのだが、あれは集団の中での自分の位置の最適解を常に探し続けられるタイプの人間だな、と思って舌を巻いたことがある。正直なところを言えばただただゆるくボケ散らかしたいだけなのかもしれないが、そこは今回は敢えて触れないでおこうと思う。

というわけで、西向く侍さんに関してはチーム内人間関係や運営を円滑にしたい、という目的下で選択するならば、最上位を争うレベルで適任だと私は思っている。これは既にシーズンを通してチーム運営したことがあるリーダーほど難しさが分かっていると思うので、是非選択肢の中に入れてみてほしい。

ちなみに麻雀はるかさんに輪をかけて守備型にした感じの堅実な打ち回しだが、改名バトルで話しているのを聞けば分かる通り牌理にも明るくとても理知的なタイプだ。成績も見てもらえれば分かる通りの強さである。

なお、広報部唯一(のはず)のライオンズファンで、基本的に交流戦以外の時期は私やるかさんと気まずくなることは無い。ちなみに私はたまにるかさんに話しかけづらい時があったりする。

さてそろそろ巻いていかないと私自身がこの記事をいつリリース出来るかわからない、という問題にぶち当たるので、この辺でkeitaさんの話に移りたい。keitaさんに関しては、良くも悪くもGBで大変話題にされていたので、麻雀に関しては正確に認知されていると思う。

大雑把にまとめれば守備型、という話になるのだが、一般的に想像されるようなタイプの守備型とは、やっていることがまるで違う。一言で言えば「読みと心中出来るタイプ」というやつで、牌理上、逆再生して当たるわけが無い牌であれば、見た目にどんなヤバそうに見える牌でも押し通して形式テンパイで聴牌料を拾う、みたいな動きが出来るタイプである。

これは打牌に使える考慮時間の限られたネット麻雀だとかなり人口的に少ないタイプだと思うのだが、使いこなせれば大きな武器になる。「守備力」を比喩として武器と呼んでいるわけでない。文字通りの「武器」すなわち攻撃力に転化出来るのだ。

いきなりモンハンの話を持ち出して申し訳ないのだが、モンハンはシリーズによっては最強の攻撃スキルが「回避性能」というスキルだった時代が存在している。この理由は、通常は大型モンスターとの距離を取り。大技を避けられるスペースに移動しつつ、相手の攻撃や突進をやり過ごした後の隙を突いて攻撃する、というモンハン全体に共通する基本行動をぶち壊せるという点にある。回避性能をMAXまで積むと、普通に考えたら突進されたら避けきれないような壁際に追い詰められても、どう考えてもタイミング的に食らうしかない発生の速い技を出されても、長い無敵時間を利用して「位置的には当たっているように見えるのに回避したことにする」という無茶な避け方を可能にする。これによって、「普通は回避に備えて攻撃出来ないはずの時間」を攻撃する時間に変えることが出来るのだ。

長々と脱線したが、麻雀クラスタに伝わり易い事例で言えば、Mリーグの堀慎吾も完全にこの「回避性能を火力スキルにしているタイプ」だと思う。常に手を目一杯に受けて、最速先手を逃さないスタイル。それでいて、いざ後手を踏んで手牌がブクブクになっていても、その尋常ならざる守備力から比較的マシな牌を選択することで、常人より遥かに放銃を避けられる。これは守備力が火力に昇華している事例の、一つの完成形だと私は個人的に思っている。

脱線に脱線を重ねたところでkeitaさん自身の話に戻ろう。そう、細い細いとは言われているものの、keitaさんの読みの力は、実は爆発的な攻撃力の原動力になっている。そもそも王座の間で通算トップ率3割を超えていて細いも何も無いとは思うのだが、この「継続的に狙ってトップを取れる力」はリーグ戦では本来はかなり頼りになるはずで、今期もどこかに指名されて巻き返しのシーズンとしてほしい。

人間的には「本当に真面目な人で、コミュニケーションが丁寧な人だな、と思っていた時期が私にもあった」という類であり、GBと広報部でたくさん話す中で良い感じに壊れてしまった。正直壊れた後のkeitaさんの方が親しみやすいので、あまり肩肘張らずに話せる人間になったことを誇ってよいのではないかと個人的には思っている。

さて、最後に紹介するのはひなたさんだ。ひなたさんはそもそもリーダーなのでこのnoteを借りてわざわざ麻雀の話を取り上げてプッシュする必要も無いが、人間性が面白いのでその話だけ書いておきたい。

広報部ライター部門の中では既に書いた通りるかさんがボケたり、侍さんが被せたりしているところに、一言でクスっと来るような短いフレーズを挟んで来て、思わずそっちにツッコミたくなる、みたいな内容を書くことがある。るかさんとひなたさんはライター部門以外も兼任しているので色んな板で色んな人と交流しているのも見掛けるが、蓬莱さんとYukiちゃんねるさんがプロレスしているところに絡みにいってるのはめちゃくちゃ面白いので、本当はスクショをツイートしたいくらいである。

敢えて短いフレーズを選んでいるのだとは思うが、主張し過ぎないのにとても存在感のある物言いで、広報部への愛を感じる話も多く、私はるかさん同様とても尊敬している。

「尊敬している」とシンプルに書いてしまうとなんだか嘘くさい感じの字面になってしまうのだが、これは本当に心の底から思うのだ。どの企画のやり取りを見ても、本気でこのリーグの広報を考えるという矜持というかプライドを感じるし、それでいて他メンバーに圧迫感というか、過度なプレッシャーみたいなものを感じさせないバランスは、二人共本当に、素直に尊敬に値すると思っている。

さて、これでようやく広報部各人の話を書き切ったのだが、私がドラフト最終日ギリギリに、わざわざライター部門のメンバーを推薦しているのは別にただの義理では無い。

侍さんの話のところで少し触れた内容ではあるのだが、チームを組む、というのは本当に難しいことなのだ。何か月も一緒に居れば、人間である以上ちょっとしたトラブルや衝突が起きてもおかしくないし、そもそもある競技、しかも完全な正解を見つけるのが難しい競技においての話し合い、という分かりやすい火種を常に抱えながらの生活である。お互い前提として敬意があればそれなりにはうまくいくものではあるが、うまく「空気」を作ってくれるメンバーがいるかどうか、はシーズンを戦う上での楽しさの醸成など本質的な部分において、本当に重要だと私は思っている。

この点で、強烈なタスクをこなしながら、それでも和気藹々と、まるで文化祭前夜のようにくだらない雑談を挟みながら協力関係を維持出来ていること、ドラフトレポートを完成させて世に送り出したことは、大きなアドバンテージだと胸を張れると思っている。

るかさんkeitaさんについては麻雀の話を多めに書いてしまったが、私がこのnoteを書いている大きな目的はチーム戦向きであることを知ってもらう、という点に集中している。チームを組んで円滑に活動するという観点において、揺るぎない実績を残していることをどうか知ってほしい、その思いの一点だ。

さてさて、広報部の仲間の話を書き切ったところで、最後の最後に自分自身のドラフトについての想いも書いておきたいと思う。

正直、書くかどうか自体を相当悩んだ。どのくらい悩んだかと言えばリーダー公募の締め切り日から今までになるので、一ヵ月くらい悩み続けたことになる。書くかどうかを悩んだ理由自体は後に自明に分かるので、まず時系列で順を追って話を書きたい。

リーダー公募の話が出た時、私はたまたま別イベントのチーム戦のリーダーをやっていて、話の流れでFリーグ(※改称前)のリーダーに応募しないのか、と聞かれたことがある。

その時は漠然と、それもいいかもしれないな、と思った。自分でチームを組んでみて、面白かったこともうまくいかなかったことも、味方を応援する楽しさも、最後に自分が登板する時の責任の重さを感じながらの闘牌も、全てが楽しかった。

それに加えて、多少の打算もあった。セシルさんとリアルで面識もあるし、応募人数次第だけど採用される可能性も多少あるんじゃないか、とか、そもそもここで通過すれば苛烈な競争率になるであろうドラフトで選抜されずとも次期に参加出来る、とかまあそういったよくあるレベルの打算である。こんなことは書かない方が良いとは思うが、まあそのくらいは考えるよね、と現リーダー陣は100%全員分かっているだろうから気にせずに正直に書くこととする。

もう一つ、真っ当な理由もあった。先述したチーム戦を戦っているうちに今までのリーグ内の知り合い以外の輪も広がり、そうした新しい面々をドラフトで私が選ぶことが出来るという点は、ニュース性の高い、マンネリ化しないリーグ発展を望むリーグ広報としての立場から考えても魅力的だった。

既にツイートで書いた通り曉美ほむらさんは絶対にこのリーグに参加してほしいと思ったし、団体戦の途中で邂逅したえりんぼパパさんの強さも印象的だったし、合同の練習試合をした縁で観戦していた際に、鮮烈な手筋で和了を拾う姿を見たさやのさん(※今回は応募されていない)も気になっていた。記事の前半で書いた通り広報部の仲間にも魅力的で指名したい選手はたくさんいる。この調子で書いていくと無限に名前が出て来てしまうのでこの辺にしておくが、世の中には本当に「この人の麻雀を多くの人に見てほしい」と思わせる打ち手が山ほどいるのだ。

自分の価値観でチームメイトを選べる、という立場は本当に、掛け値なしに魅力的だった。責任は付きまとうが、リーグ全体の発展も意識した、そんなチームが作れるはずだ、という自信もあった。

最終的には応募はしなかったが、実はこの時期は私にとって、本当に苦悩の一週間だった。

最終的に応募しないことを決めてからは、少し悪い言い方をすればドラフトレポートを言い訳に出来たので、自分のアピールは後回しに出来た。本音を言えば、思考を整理したくない、というところが一番だった。

言い訳が出来ない、ドラフトを待つのみの今の立場になって改めて思う。やはり今の自分の思考も、そもそも一ヵ月前に悩んだことも、記録には残しておくべきだと。

前提と経緯の説明にかなり文字数を割いてしまったが、勿体ぶっても仕方ないので結論を書こう。

やはり私はゆきさんと優勝したいという、4期で残した悔しさを晴らせる僅かな可能性に、どうしても懸けたかった。元々もう一度応募して戦いたい、と思った感情の源泉はそこにあるし、他の数多の魅力的な可能性、例えば自分がリーダーになって理想のチームを作るとか、新しいリーダーと組んで良いチームを作るとか、その未来も当然受け入れる気持ちではあったが、自分から可能性をゼロにする選択だけは、どうしても選べなかった。

これを書くかどうか今の今まで迷った理由は3つある。まずシンプルに、私自身の指名可能性が大幅に減るリスクがある、という点である。

ここに関しては誤解が無いように言っておくが、私はどんなチームに選ばれても本当に心の底から喜ぶし、心の底から楽しんで戦えることは約束する。ただ、ゆきさんが次期のことをどう考えているのかも聞かないまま、私の意志の下に可能性を絶つのが嫌だった、という言い方が正しいだろう。ゆきさんがもしまた選んでくれるなら、それはやはりうれしいことだし、もし選ばれなかったなら、それはそれで仕方ないことだったと割り切れる。なんだか片思いの中学生みたいな話になっているが、感情とはそんなもんだろうと思う。

なので、指名予定のリーダーがもしいれば、躊躇わずに指名してほしい、という気持ちが正直なところである。これを見てやめました、というパターンだけはなんとか避けてほしいというのが本音だ。

迷った理由の2つ目は、ゆきさん自身に本来全く不要な負担を強いる可能性がある、という点だ。正直私自身のことをわざわざ直接アピールするまでもなく、ゆきさんには色々知ってもらえているだろうという自覚はあるし、今更何か書いたところでそう指名の優先度が変わることは恐らくそんなに無いと思っている。その上で、例えば既に同じメンバーで再構成することは出来ない状態のるなすぺを、完全に別なメンバーで入れ替えて新しいチームを組みたい、といったビジョンがあった場合に、ただただ粘着してるだけのバカクソ重たい長文お気持ち野郎になってしまう可能性は充分あるのだ。
ただ、ここに関しては今日の配信で指名に関しては「ほぼ固まっている」といった言質を取ったので、言葉をそのまま信じれば、もう大丈夫だろうと踏んでいる。どうか迷わずに戦略通りにドラフトに臨んでほしいところだ。

迷った理由の3つ目だが、これはもう完全に広報の立場としての話になる。もう既に書いた内容ではあるが、鮮度のあるコンテンツとして紹介していきたい、という想いを抱えながら旧所属チームへの未練を語るとは何事か、というシンプルな話で、言ってることとやってることがまるで合ってないのではないか?と言われそうな気はしている。
が、ここに関しては私は明確な反論を持っていて、Fリーグ4期であれだけ苦しんだ私とゆきさんが以前より更に成長して、強力になったライバル相手に結果を残すのも、また新鮮なニュースになるだろう、とも思っている。みんな好きでしょ、努力・友情・勝利みたいなストーリー。

さて、それだけ迷った理由がある中で、結果こうして書き記していることにも明確な理由がある。

まず、ある程度予想はしていたものの、思った以上にゆきさんが慕われている、という単純な競合存在の顕在化である。というかね、もうコレ。シンプルにこのオフレコトークの後半が原因。

いや、平気で何人かゆきちゃんゆきちゃん言ってるけど、これは本当に危機である。相手が中神プロは流石に分が悪過ぎる。ここだけの話、「これはもしかして、片思いの中学生と何も変わらないのでは…?」という感情を自覚したのもココ。
っていうかみんな平気でどこに入りたいとか言うんかい!とか色々焦るところもあって、なりふり構わず書きたいこと書こうかな、という気持ちに一気に振り切った瞬間だったと思う。

そんな経緯もあって、最低限言うべきことは言っておこう、という気になって今に至る。中神と矢絣が悪い。いや、がーみーは仮想ドラフトで選んでくれたから好き。全部矢絣が悪い。

さて、そろそろなかなかの文字数になってきたので、後は書きたい感情だけ好き勝手書いて締めようと思う。

本当に悔しかった。前期は実は表に出してないだけで、本当に悔しかった。
ただ負けたからじゃない。目を覆いたくなるような酷い展開に苦しむゆきさんを見ながら、自分が奮起することも出来ず、ゆきさん自身が前を向けるような声を掛けることも出来なかったことが悔しかった。

自分達のレギュラーシーズンが終わってから、ずっとGBの控え室に通い続けて思ったことがある。例え麻雀の内容がどうあれ、もっとなんとか出来た。少なくとも、切り替えてまた次、と思わせるくらいの楽観的な空気を作る、そんな方法はあったんじゃないかと思った。更に良いチーム作りへのヒントをんもらった気分だった。

もちろん麻雀そのものも、牌理を伝える力も、オフシーズンに地道に研鑽を積んできた。今ならチームに還元出来ることもたくさんあるはず。そう私は確信している。

一晩かけて思いが巡るままに書いた推敲無しの一発書きなので、広報部の紹介に始まってゆきさんへのラブレターから矢絣さんへの暴言に終わる、という凄い構成になったが、これこそドラフト待ちの感情の揺らぎを表現していてリアルかな、と思うので、あえて記事を分けずにこのまま出そうと思う。

「その時」まであと少し。タイトルにも文中にも書いたが、悲喜交々とはなってしまうものの、ドラフト当日は祭り本番のようなものだ。運営や関係者も含めそれぞれが楽しめる、良いドラフトにしたい。

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