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#4 入団

ADHDの息子、ハルとの日々は慌ただしく過ぎていきました。
スイッチが入ったら延々と走り回り
すぐに暴力を振るい…
その都度、相手方に謝罪をし…
中々に精神的に来る事もありました。

なんとか保育園を卒園する事が出来たわけですが…
この時期はサッカーとか諦めてました。
彼が「普通」に生きていけるように出来る事はしよう!と考えていました。
これも今思うと大間違い。寄り添う事はせず導こうと必死でしたから。
家族全体で迷走していましたね。

そしていよいよ小学校に上がる彼を待ち受けていたのは

暴走とケンカの日々でした。

謝っては叱り、叱っては謝り…
これじゃ友達もなかなか出来ないかなぁなんて。
そんな矢先でした。

「友達がサッカーに行くから俺も行きたい」
友達いるの?え、サッカーやるの?

まさにターニングポイント。
この機会を逃してはいけないとすぐさまに体験に行く事にします。

例のおじいちゃん代表がまったりとサッカーをやっている中に
爆弾のような友達ABとハルを投入。
大騒ぎになるかと思いきや緊張からか静かに過ごしていました。

ハル以外は。

悪夢再来。暴走モード。
これがADHDに団体行動(スポーツ)が向いていないと言われる所以なのだと痛感します。
空気読まないもんね笑

バタバタと練習体験は終わりましたが
参加した3人は各々楽しかったようで。

3人ともが入団をし、
更に慌ただしいサッカーライフが始まるのでした。

ちなみに私は今もハルの学年のヘッドコーチをしています。
その辺も追い追いでお伝え出来ればと思います。

つづく

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