甲状腺がんだって④入院から術前まで

2018年6月8日 13時に入院病棟へ。相変わらず外来は地獄のように混んでいる。指定の時間にナースセンターに行き、入院手続きあれこれ。身長体重を測られて、リストバンドを巻かれる。6人部屋の一番奥のベッドに案内され、荷物の整理。
 病棟担当の看護師さんが入院の注意事項あれこれをざっくりと説明してくれるが、本当にざっくりで「あとは読んどいてくださいね~」で済まされる。いろいろと予定が入るっぽいのでベッドで待機。その後執刀医の先生の問診、手術室の看護師さんによる説明&チェック、外来にいってファイバースコープを鼻に突っ込まれて声帯のチェック(今思うと上手だった)、薬剤師さんによる薬のチェック(何も飲んでいない)、書類係と呼ばれる人が診断書の用紙を回収にくるなど、わりとひっきりなしに人がきた。
 部屋に入ったときにこれから手術ですよと言われている人がいて、戻ってきたときの様子などもなんとなくわかったのはよかった。専門病院なのでみんな同じような手術を受け、どんなふうに回復していくのかを手術前に少し確認できるというのは安心感があった。
 説明で印象に残ったのは、手術室の看護師さんからの「人工呼吸の管を抜くときに、力を入れて歯を折ってしまう人がいます。手術が終わったら、それ以降痛いことはされませんので、どうか力を抜いてください」という言葉。腑に落ちる感じが非常にあった。

 手術が月曜日なので金曜入院、土日は本当にすることがなかった。テレビはもともと見る習慣がほとんどなく、うるさいのが気になったので1000円のカードを810円分余らせてしまうくらいしか見なかった。術前に小説2冊、翻訳本1冊、マンガ数冊を読み、主にラジオを聞いて過ごした。
 手術直後の人が毎日1人はいるために、部屋はものすごく静か。全員カーテンを閉め切り、挨拶以上の交流することもなかった。見舞いも身内以外は一律で断っていたので、退屈との闘いだった。

 毎朝6時に起こされ、7時に検温して8時に朝食。昼食12時、夕食18時と手術前はシャワーが浴びられたので、一日の予定はそれだけ。15時から20時までが面会時間。食事は味はしっかりして悪くないものの、食感がよくなくて食欲が減退した。

※今思うとかなり気が立っていたので母親には悪いことをした。あと食事まずすぎ。

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