甲状腺がんだって③術前の他の部分の治療・手続き系

①歯科治療
顔の腫れの原因と考えられる、上奥歯の根の治療。手術前に終わるように年明けから4月にかけて行う。手術とは違う意味でわりと壮絶かつ痛みを伴う治療だった。全身麻酔の際に管を入れるので、歯の治療は終わらせておくようにあらかじめ指示があった。手術後大きな治療は病院への確認が必要かつ、手術後は傷口の関係で1か月は治療は控えたほうがよいそう。
※ちなみにどうしようもなくなって手術後2か月たたないうちに歯を抜いた。歯の痛みは何にも勝る。歯を抜く遠因はおそらく手術による体力低下なんだろうが、なんにせよあれより痛いものはなかった。

②限度額適用認定証の申請
入院前に所属健保に電話。入院の2週間前くらいに申込書を送るように言われる。病院への支払い自体は30~40万程度で後から限度額越え分が戻ってくるという方法もあるが、退院時の支払いを抑えるためにやっておいてよかった。昔の保険証みたいなものが簡易書留で送られてきた。http://www.phia.or.jp/member/insurance/expensive.html
健保によっては付加給付があり、のちほど一部戻ってくるらしいが、こちらは手続きはいらない。健保の手続きはなんだかわかりづらいので、電話して聞いてしまうのが早かった。
※伊藤病院では入院初日に書類係なる人が回ってきて、この認定証を提出した。すげえシステマチック。

③医療保険の書類を取り寄せる
新卒当時に加入した掛け捨ての医療保険の約款を初めてよく読み、何がどれくらいもらえるかを確認。保険会社が3回くらい変わっていて、問い合わせの電話番号を調べるのに一番苦労した。電話をかけて病名をざっくり伝えると、申請書類を送ってもらえる。入院時に病院に提出して、術後1か月検診時にもらえる予定。一日あたりの給付金が予想よりも高く、個室でも大丈夫だったなあと思う。が、病気になったら以後の保険料はいただきません、式のだったのだが、結局手術が終わらないと確定しないので、半年くらいは払い続けてなんだよ、という気分になった。
※結局保険金のほうが高いくらいで、手術バブルが一瞬訪れた。ただし、そのプラス分はすべて歯につぎ込むこととなった。あぶく銭とはよく言ったもんだ。ちなみに某G生命の月7000円くらいの医療保険でした。

④髪と爪
入院ギリギリのタイミングでカット&カラー&縮毛矯正へ。こちらも術後1か月はNGなので。爪は入院前日にジェルネイルをオフしに。爪は手足ともマニキュア・ジェルともに禁止なのでサロンの予約を早めに入れておいた。10年ぶり以上にジェルを外したので、最初は生活しにくくてしょうがなかった。
※これが一番気を使ったポイントだった。退院後最初の外出がネイルサロンでここぞとばかりに盛りまくった。

食事制限、行動制限は一切なかったので、診断から手術までの間に3回海外旅行をした。残り1か月をきったところからは、風邪をひかないようにちょっと気を付けていた。でもひいた。

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