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7〜8月の生姜畑作業

だいぶ成長してきたので、7月中旬くらいから杭を生姜の側面に立てて、台風対策用にネットを張りました。(杭の幅は、生姜の小畝間3つ分くらい。打つ場所も、根を傷めないように溝すれすれに。)
普通の風なら大丈夫だけど、あまりにも強風だと茎が折れて、成長がまた1からになり収穫量が落ちるので(-_-;)
ネットを張る高さは、小畝の中でも背の高い生姜の、人間でいう首のあたりを支える感じで。背の低い生姜は高いのほど影響を受けにくいのと、それらに守られるので。

また、この時期からは病気との闘い。「根茎腐敗病」という、土壌の在中菌ペシウム菌の異常繁殖で起こるものが最大の敵。
【根茎腐敗病の症状】生姜の根っこ部分が、茶色く変色し、下から上にかけて枯れているような症状のもの。通常の根っこ部分は新生姜のように赤みがかっている。
自然栽培で面白いのは、慣行栽培(農薬)よりも周囲への感染力が弱いこと。その大きな理由は、自然栽培では土壌中の微生物がとても多いから。
彼らがバランスを保ってくれているそうです。(慣行栽培は土壌中の微生物を全て農薬で殺すので、ある意味ペシウム菌の敵がいなく畑全体が全滅することもあるそう...)

ただ、指をくわえて見守るわけにはいかないので、
自然栽培の生姜では「米酢」をかけて対策することに。
ペシウム菌はアルカリ性の土壌環境を好むため、酸性であるお酢をかけようと。
現時点1週間経過した結果は、根茎腐敗病の生姜たちの感染拡大は抑え込んでいる印象です。
自然環境の現象を自然のもので解決する、シンプルだけど奥深く面白いなと。

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