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私がお祭り女

(この記事、書きかけのままめちゃくちゃ寝かせてしまってた笑)

去る6月14・15・16日、毎年楽しみにしている札幌まつりが4年ぶりに通常開催された。

皆さんはお祭りと聞くと何を思い浮かべるだろう。
大抵の人は露店が並ぶ光景が目に浮かぶのではないだろうか。
もちろん私も露店は大好き、スーパーボールすくいでマーブル模様やラメ入りのスーパーボールがすくえた時の喜びといったら…!

あ〜砂糖まぶさったフレンチドック食べたい…。

だがしかし!
本来お祭りというのは、年に1度、その土地に祀られた神様に感謝を伝える行事であり、神社で行われる儀式諸々がメイン。
ただの賑やかなイベントではないのです。

私は親戚に神主が多い関係で、小さい頃から雅楽などの奉納行事を観に行く機会も多かった。

その中でも特にかっこよくて憧れていたのが、神輿渡御(お神輿と一緒に札幌の街を1日かけて練り歩く)に参列している維新勤王隊という鼓笛隊。

6月になると、北海道神宮の駐車場や周辺の道路で勤王隊の練習が始まる。
日も暮れ始める時刻に大音量で歩き回ってるの、よく考えたらめちゃくちゃ迷惑、この土地の文化であり伝統だから許されているよなーと大人になってしみじみ思う。

笛と太鼓の音が聞こえてくると、親に頼んで練習を観に連れて行ってもらっていた。
子供の私にとって、日が暮れた時間に外に出られるってだけで、もうすでに特別にわくわくしたな〜。

5つ上の近所のお兄さんのまーくんが先に勤王隊に入って、そりゃあもうかっこよくて、私も早く5年生になりたくて仕方がなかったのを覚えている。
(余談:高校もまーくんと同じところに行った)

いざ5年生、初めて持つ笛、音を出すにもひと苦労。
母曰く、まーくんとこに習いに行ったりしてたよとのこと。
…それは申し訳ないくらいに全く記憶にない。が、その頃の努力があったからこそ今がある!頑張ったな10歳の私!!ありがとうまーくん!!!

大人に混じっての練習はどきどきだったけど、同時期に入った高校生のお姉さんたちに遊んでもらったりしてすごく楽しかった。
当時の隊長の指導はなかなか細かくそして厳しく、今でも体の隅々にまで刻まれている。おかげでどんなに疲れていても何も考えずに隊列を乱さず動くことができる。笑

こうして迎えた祭り当日、小5のまだ成長しきっていない体で笛を吹きながら15km超歩くのはめちゃくちゃしんどかった…
衣装の刀も重いし、草鞋の鼻緒は食い込んで痛いし…
まさに人生最高満身創痍。

その日の夜はふくらはぎと足の裏がこれまでにないほど痛み、母にとにかく湿布をたくさん貼ってもらって寝たのを今でも覚えている。

…そんな私も今では31歳。
初参加から約20年(!)、時々出れない年もありつつも、コンスタントに毎年私なりの祭りをキメている。

コロナ禍を経て、祭りがは当たり前ではない!と実感したこともあり、今年は初めて小太鼓を志願した。
実はずっと憧れつつも、練習に行ける時間がとれなかったり、1日中肩から太鼓下げて歩くのに自信がなかったりして挑戦できていなかったのだ…

結果…
いや〜、想像以上に楽しかったし、想像以上に似合ってた!!!笑

やってみて本当によかった!

いくつになってもやってみたいと思ったことは絶対やってみるべきだなと思ったし、そう思うことって努力さえすればだいたい実現可能。

来年もまた小太鼓やりたいな。

一生お祭り女な心意気を忘れずに生きていきたいと思った、そんな出来事でした🥳

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