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カフェボーイ

 

こないだおじさんが来なかった理由がわかって 
少年は取り乱していた。 

[いいいいい!!!ひぃいいいいい!!、! 

マスター[おちついて、そんなに叫んだっておじさんはもう戻ってこないんだから 

きみはまだ若いからね、おじさんのとしになるとおじさんの周りのおじさんが亡くなるっていうのはよくあることなんだよ。なんていうか、慣れっていうのかな、、こんなこといってしまったらいけないんだろうけど、、 

でもいちいち気にしてちゃいけない。 
生きていけないだろ。 
きみは君の人生をいきるだけさ。 

 

マスターの言葉なんてちっとも響かなかった。 

ぼくにはおじさんしかいなかったから、、 

唯一の友達だった。  

少年[おじさんなんてみんな死んじゃえばいいんだ!!、! 

マスター[こら!やめなさい!!おじさんって僕のことかい?それともそこらじゅうのおじさんみんな引っくるめての総称かい? 

少年[おまえだ!!!!毎日のんきにコーヒーいれやがって!!!そんなんで金もらってるなんて不平等だ!!!僕は学校へすらいかせてもらえないんだぞ!!! 

マスター[うぬぬ、、、、、 

マスターはショックでブラジルの豆を二三床におとした。 

しかしそれを悟られないように冷静を装っていた。 

マスター[こ、コーヒーいれてるおじさんがいてもいいじゃないか!! 
君の友達だったおじさんなんて、仕事一切してなかったんだぞ!!それよりましだろ!! 

少年[そんなことどうだっていいんだ!! 
おじさんはぼくに必要な人間だった!! 
コーヒーなんて誰でもいれられるだろ!!  
でも僕を癒せるのはあのおじさんだけなんだ!、 

マスター[このくそがき!!!! 

少年[うわーー!!!! 

マスターはおこって二キロのコーヒー豆がはいった袋を少年に投げつけた。 

少年はそのままコーヒー豆と床にぶっ倒れて、 
気を失い、頭から少し血がでていた。 

マスター[へっ!!くそがきが調子のるからだ! 
大人の怖さを思い知らせてやったのさ!! 
頭を少しドリップしてやったぜ!! 

客A[なんてことするの!!!最低よ!!け、けいさつよんで!! 

客B[まあまあ、おちついて、、マスター、、 
  ちとやり過ぎだったんではないかい? 

マスター[すみません、杉本さん、、本当は僕もおじさんのことすきだったんです。 
正直見下してました、、おじさんのこと 
 
でも少年におじさんと比べられて自分はなんて価値のない人間なんだって、、、 

杉本さん[まあまあ、人間そんなこともあるじゃないか、、いくらおじさんになったって心はみんな少年なのさ、ほら、コーヒー豆をひろいなさい。 

マスター[、、、、 

杉本さん[話は変わりますが、この少年私がひきとってもよろしいですかな? 

マスター[え、も、もちろんです!、 

杉本さん[ふぉっふぉっふぉっ!! 

こうして少年は杉本さんに引き取られることになった。 

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