営業事務からカッコイイ私に「変わりたい」と思って一年間インテリアコーディネーターの学校に通った話

ようやく二週間前にインテリアコーディネータの一次試験が終わったぁぁぁぁぁ。
もうね、来るとは思っていたけれど燃え尽き症候群がやっばいんです。
余裕ができたら、編み物や刺繍・ハンドメイド活動も復活して!夢に向かって頑張るんだ!とか思っていた私どこなん???
と脳内ハッピーガールのお家のソファで転がっている時に二日後に迫った卒業式の代表挨拶の依頼がやってきた。
30分ほど考えてみたけれど、表面的なことばっか言って何だか面白くない。
っていうか何で私は営業事務の私がインテリアコーディネーターになりたいって思ったんやったけ。

三年前派遣社員で大学職員として働き、家族に認めて欲しくて頑張って頑張って「良い子」を演じまくり不動産会社の正社員になりました。
家族にさえ体裁をとるってどこまでカッコつけなんなん?と今なら突っ込める。

正社員になったはいいが業務内容が合わず「もーーーーー何もかも嫌や」と毎朝会社に行く前のスターバックスで号泣です。
隣で今日の予定をチェックしている意識高めの営業マンの二度目なんか無視して号泣。

そんな時に「ほんまにこの仕事したんかな?」と考えた時に頭から吹き出しが出るくらい「NO !!!!!!」という回答が出てきて、思わず自分でツッコミそうになったことだけ覚えてる。
なんでこの仕事ついたん!!!って 
答えはただ一つ「家族に認めて欲しかったから」笑

家族に認めてもらっても、自分の中の「この仕事嫌だ」と思う気持ちには長くは嘘はつけへんかった。
この仕事をしている自分が嫌で、目に見える形で変わりたかった。
頑張れる自分がまだいると信じたくて、経験が武器になる仕事がしたいと思っても、「でも」「こんな私じゃ絶対無理やん」とネガティブの暗示を自分にかけることばかり得意になっていった。
そんな時にインスタの広告に出てきた「20歳からのインテリアコーディネーター」の専門学校に心が久々にときめいた。

五年前私のママは車椅子の生活に迫られ、一階部分を全面リフォームをした。
補助金の兼ね合いもあり、病院関係者とひたすら話し合いの日々。

家のことは何にもわからない。障がいを持つ人の部屋って何?
ただただママがお家に帰って幸せに暮らして欲しいだけやのに絶望ばかりが突きつけられる。
「こんなことできるようになるかもしれないけど、それは保証できない。だったらこの設備で妥協しておいた方いい」
色んなことを諦めた。

「ママは一人でお出かけできないお家を作ってしまった」と誰も頼れなくて出来上がったお家のことは好きにはなれなかった。

ママが亡くなる半年前にポツリといった言葉が忘れられない。
「まりちゃんはいつか、ママとのこの経験が役に立つ日が来るからね」と笑いながら自分がいなくなった後の私のことも信じてくれていた。
あの時の自分のような存在を抱きしめて「大丈夫」って言える存在になりたいと心から願った瞬間やった。

決して安くはない学費
おまけに仕事との両立
それでもやらないと変われないって決断して前に進むことを選んだ。

毎週やってある課題に追われ、自分の「好き」「得意」なものと向き合い
少しつづ理解して、できることが増えて行くことが誇らしかった。

「苦手」なこと、苦手を通り越して「出来ない」こともたくさんあった。
出来ないことを誰にも頼らず時間をかけて「できる風」に今までならしていたかもしれない。
でも出来ないなら出来ないなりに、開き直ることも大切なんやなぁと教えてもらった。

そして一番の収穫は「ワクワクはちゃんと人に通じる」ってこと。
ハンドメイドのアクセサリーを作っている時から、脳内ハッピーガールとは「ワクワク」大切にしようと決めていた。
だけどそれがどんな風に人に伝わるかなんか考えてもみなかった。
課題を発表する中で「こんなのがあればいいのに!」「大好き」と心の底から湧き出てくるものは
妥協知らずのまま製作することができたし、そしてパワーが溢れているから人に心を動かすことができることを実感した。

私の行動は全ては愛なんだなぁと思う。
何度も何度もプランを練り直すのは、大切な人のことをたくさん想像して(お仕事から帰って手を洗った後はどこに行くのかな?とかお風呂の後のまったりタイムはどんな姿勢でソファに座るのかなとか)少しでもその人の暮らしが心地良くなって欲しいという想いから。
苦手なパースを描くのはその人がその空間にいるときのときめきを感じて欲しいから。
プレゼンボードを丁寧にわかりやすく作るのは、大切なあの人の暮らしを今あるサンプルだけでできるだけわかりやすく伝えるため。

そうか。私はひたすらに「愛」を伝えて「形」にしていきたい人やったんや。
いまさらながらに腑に落ちることができた。

相変わらず遠回りしているけれど、一年前の私よりは「こんな自分が好き!」小さな声がちゃんと聞こえるようになりました。
愛を人に伝えるためには、今の自分の心地よさを大切にすることが何よりも近道ってことも。

だからきっとこれからも「好き」は変わっていくし
「好き」が変われば職業だって変わる。
そんな自分でも良いんだよーって許してあげれる私でいたいと思う。

まだまだ続くけどきっと自信を取り戻そうPJの第一章は終わりやね。おめでとう!

第二章ももっともっと自分の心地よさを大切にして大切な方へ愛を伝えてて形にしていきたいなぁ。

#自信を取り戻そうPJ  


最後まで読んでくださりありがとうございます! 良ければまたふらりとら遊びにきて下さい〜。 ついでに 「スキ」を押してもらえるとむちゃくちゃ喜びます!!! サポートで頂いたものはハンドメイドブランドの資金に致します⁾⁾♡ わくわくしたものを作り続けていきます〜!