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備忘録的サブカル近現代史考

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メディア文化研究に近い日本固有のサブカルの備忘録的考察。ハイカルチャーではない。とりわけ周辺領域に関するものを中心に扱う。高山の発信するものの中でも、いわゆる「その他」。
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記事一覧

7インチ盤専門店雑記442「サブカル近現代史各論1:50s60s終了!」

GINGER.TOKYOには、月一回開催している音楽のトーク・イベントがありまして、そのことがこのカ…

備忘録的サブカル近現代史考 016:昭和歌謡

一概に昭和歌謡と言っても、典型的なものすら思い浮かばない程度に縁の薄いジャンルです。そし…

備忘録的サブカル近現代史考 015:ジェンダー

時々古雑誌の広告を見ているということを書きましたが、どうもそれに関して発信していいものや…

備忘録的サブカル近現代史考 014:あたりきしゃりき…

「無駄口きくんじゃない」と叱られたヤツですが、こればかりは分類してもしょうがないみたいで…

備忘録的サブカル近現代史考 013:朝の連続テレビ小説

朝の連続テレビ小説、朝ドラというやつですね。31作目「おしん」82作目「ゲゲゲの女房」88作目…

備忘録的サブカル近現代史考 012:東京下町言葉

「てやんでい、バーロー」という接頭辞があると言われる東京の下町言葉ですが、要はかなり語気…

備忘録的サブカル近現代史考 011:黄色い目のクルマ

今村幸治郎さんの「夢の車」という画集(絵本?)をご存知でしょうか?1992年に二玄社から刊行されたものです。シトロエン好きとしても知られる氏の絵にはロボットが出てくるんですけど、これが妙にカワイイんです。しかもジャズが結構お好きなようで、実に愛すべき一冊です。 その昔、「ヨーロッパ車が好き」ということを何となく誤解されているように思えたカミサンにプレゼントしたものが我が家にも一冊ありました。バブルの頃、高級外車(嫌いな響きです)に憧れているように思われるのが嫌で、「そういう

備忘録的サブカル近現代史考 010:つむじ曲がりと同調圧力

ザ・ピーナッツがいいと思ったことはなかったですねぇ。ギリで内藤洋子、天地真理や小柳ルミ子…

備忘録的サブカル近現代史考 009:男性誌

清澄白河のカフェGINGER.TOKYOには、レコードもいっぱいありますが、本も一応驚かれることがあ…

備忘録的サブカル近現代史考 008:音楽喫茶の歴史は面白い

ちくま文庫「喫茶店の時代」林哲夫著、濃いーです。滅茶苦茶濃いーんです。濃すぎて読み難いの…

備忘録的サブカル近現代史考 007:住まい

自宅のマンションが新築から25年ほど経ってしまい、大規模修繕をやっておりました。10カ月以上…

備忘録的サブカル近現代史考 006:深川くずし

先日ラジオ番組の収録で、若者3人のハワイアン・バンドをゲストに迎えてスタジオ・ライヴなん…

備忘録的サブカル近現代史考 005:芳町

先日、某常連さんと話していたとき、「ある社長さんの奥様が元々芳町の方で…」という言葉に出…

備忘録的サブカル近現代史考 004:駅にて

昨年末に恒例の京都旅行を復活させて、久々鉄道旅を楽しんできたわけですが、その際にいろいろ考えてしまったり、思い出したことがあって、バタバタしていたお正月も、アタマの中は懐かしい光景が渦巻いておりました。せっかく備忘録を始めたのですから、未整理のままですが、書き留めておきます。 そもそも、東京での日常生活の中に待合室というものがなくなって久しいわけです。京都駅の待合室で東京行きののぞみを待っていたときに、妙に懐かしい感覚に捕らわれたわけですが、思い出していたのは生まれた町、下