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備忘録的サブカル近現代史考

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メディア文化研究に近い日本固有のサブカルの備忘録的考察。ハイカルチャーではない。とりわけ周辺領域に関するものを中心に扱う。高山の発信するものの中でも、いわゆる「その他」。
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記事一覧

7インチ盤専門店雑記714=備忘録的サブカル近現代史考 019:南京豆売り

ハバナ出身のモイセス・シモンが1927年に作曲とありますから、随分古い曲ですね。1930年頃から…

清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 付加価値

7月末で株式会社さらまわし・どっと・こむの第10期の12ヶ月が終了しました。つまり想定外の第1…

7インチ盤専門店雑記604=備忘録的サブカル近現代史考 018:タイアップ曲/CMソング…

明らかに自分の好みではない曲の7インチ盤が何枚かあります。それでも市場価値とすれば相当な…

7インチ盤専門店雑記573=備忘録的サブカル近現代史考 017:ソノラマ

音の出る雑誌「ソノラマ」、フランスのものだったんですね。これまで朝日ソノラマしか見たこと…

7インチ盤専門店雑記442「サブカル近現代史各論1:50s60s終了!」

GINGER.TOKYOには、月一回開催している音楽のトーク・イベントがありまして、そのことがこのカ…

備忘録的サブカル近現代史考 016:昭和歌謡

一概に昭和歌謡と言っても、典型的なものすら思い浮かばない程度に縁の薄いジャンルです。そし…

備忘録的サブカル近現代史考 015:ジェンダー

時々古雑誌の広告を見ているということを書きましたが、どうもそれに関して発信していいものやら、迷っておりました。一つは著作権絡みで、もう一つは感覚の違いが大きいもので、下手な書き方をして炎上されても困るなといったところです。 例えば今の時代にこんな物言いが通用するわけもなく、昔の広告だというのは一目瞭然なのですが、それでもビクターさんにとっては迷惑な情報ということになるのかも知れません。ジェンダー云々はこういう感性の中で育ってきた我々の世代や、もっと上の方々には苦手な話題だと

備忘録的サブカル近現代史考 014:あたりきしゃりき…

「無駄口きくんじゃない」と叱られたヤツですが、こればかりは分類してもしょうがないみたいで…

備忘録的サブカル近現代史考 013:朝の連続テレビ小説

朝の連続テレビ小説、朝ドラというやつですね。31作目「おしん」82作目「ゲゲゲの女房」88作目…

備忘録的サブカル近現代史考 012:東京下町言葉

「てやんでい、バーロー」という接頭辞があると言われる東京の下町言葉ですが、要はかなり語気…

備忘録的サブカル近現代史考 011:黄色い目のクルマ

今村幸治郎さんの「夢の車」という画集(絵本?)をご存知でしょうか?1992年に二玄社から刊行…

備忘録的サブカル近現代史考 010:つむじ曲がりと同調圧力

ザ・ピーナッツがいいと思ったことはなかったですねぇ。ギリで内藤洋子、天地真理や小柳ルミ子…

備忘録的サブカル近現代史考 009:男性誌

清澄白河のカフェGINGER.TOKYOには、レコードもいっぱいありますが、本も一応驚かれることがあ…

備忘録的サブカル近現代史考 008:音楽喫茶の歴史は面白い

ちくま文庫「喫茶店の時代」林哲夫著、濃いーです。滅茶苦茶濃いーんです。濃すぎて読み難いのなんの。喫茶店の歴史をかいつまんで紹介するだけでも大変な労力を要することは、普段自分がやっている作業にも重なりますので、十分に理解できます。この本の有り難いところは、出典が猛烈に細かいということでして、本文は意外に少ないかもしれません。出典参照が本文以上に多いのではと思いたくなる充実度です。まあ歴史語りのこういった本にありがちな、「ホンマかいな…」よりはいいのですが、如何せん読み難いです。