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保育園留学 in 南魚沼市 【食べもの編】

保育園留学の記録その2。
最初の記事はこちら:保育園留学 in 南魚沼市

美味しかった食べ物の記録を。
夫婦ともに食べることが大好きで、旅イコール食、っていうくらいいつも楽しみにしているのが食べ物です。今回も道の駅やスーパーで地のものを探して楽しみました。


[回想]滞在後半になって商店街の魚屋さんと話したところによると、雪で交通事情が悪いこともあるし、冬は食材が出回らないそうで。みな春夏に採った山菜を保存しておいて冬はそれを食べるのだそうです。でも南魚沼を初めて訪れた私にとっては、お米はもちろんのこと、美味しいものばかりで幸せな2週間でした。数日間の旅行だったら外食して終わってしまったと思います。現地に「暮らす」体験ができる保育園留学だからこそ味わえたものがたくさんあったなあと思います。


まずなんといっても、チェックインした日に南魚沼市からサプライズということで地の食材をいただいたのがとても嬉しかったです!

自治体が用意してくださった食材たち

南魚沼産の米(特別栽培米「YouKey 米」)、餅、味噌、白菜、ミニトマト、八色しいたけ、大崎菜(○○菜、と各地域の名前がついた菜っ葉がいろいろとあるみたい)、日本酒いろいろ。

出会った新潟の食材たち

YouKey米

YouKey米は初めて知ったのですが、南魚沼で若者と地域とのつながりを作りながら地域課題に取り組んでいる一般社団法人 愛 南魚沼みらい塾が地元の子どもたちとともにプロジェクトとして作っているお米だそうです。食、子ども、地域とのつながり…私の興味のど真ん中で、個人的にYouKeyの響きが我が子の愛称に通じていてとても親近感が湧きました!

とう菜:大崎菜、八色菜、オータムポエム(アスパラ菜)

大崎菜は新潟で「とう菜」と呼ばれる小松菜の一種だそうですが、葉を食べる小松菜に対して茎を食べるものをとう菜と呼ぶようです。その中でもいろいろな地域の名前がついていて、大崎菜の他に「八色菜」というのもスーパーで見かけました。

新潟の冬野菜「八色菜」

道の駅で買った「オータムポエム」はアスパラ菜の一品種で、比較的新しい野菜だそうですがこちらもとう菜の一種だそうです。私が買ったものは花がついていて見た目も華やか、オリーブオイルと塩で炒めたらとても美味しかったです。茎の風味が菜の花に似ているかな。

道の駅で買ったオータムポエム(アスパラ菜)ほか、山の芋とサラダセット

八色しいたけ

有名な雪国まいたけの本社が南魚沼市(しかも滞在していた宿泊施設のすぐ近所)だったことも恥ずかしながら知らなかったのですが、八色しいたけというめちゃくちゃ肉厚のしいたけも初めて知りました。八色は地名で、夏の「八色すいか」も有名だそうです。グリルで焼いて醤油ひとさしでじゅわわ〜っ。とても美味しかったです。

めぎす

新潟市内に住んでいる友人に教えてもらった地元の魚。石川とか新潟で捕れるそうです。調べてみたら形がきすに似ているため正式には「にぎす」というそうで、さっぱりした白身で味もきすに似ていました。旬は春と秋だそうで冬は旬ではなかったようですが、スーパーにいくとどこでも売っていました。からあげにすると聞いたけれど体長20センチくらい。けっこう大きいよな〜背骨もポリポリ食べられるのかな?と迷って、塩で煮て醤油と生姜をかけていただきました。いわしのように小骨が…面倒くさかったけれど次女にはヒットでした。

めぎす

越後姫

いちご。こちらも初めて食べました。甘みと酸味の感じが絶妙でとても美味しかったです。なかなかいいお値段でしたが買うと子どもたちによって一瞬でなくなりましたー。

越後姫。この日はまいたけとうるいも買った

いもジェンヌ

さつまいも。焼き芋にしたら紅はるかやシルクスイートに似ているな〜、と思ったのですが、「いもジェンヌ」というのはブランド名で、品種は紅はるかだそうでした。とはいえ福岡に住んでいて新潟県産のさつまいもを買える機会なんてないので貴重な焼き芋でした。

新潟県のブランドさつまいも「いもジェンヌ」
250度のオーブンで60分。ねっとりしっとりで美味しかった


こんな贅沢な食材で2週間の滞在の最初はめちゃくちゃ料理しました。

作ったごはん

1/8(日)もち入り七草がゆ
一日遅れだったのでスーパーで値引きになっていた七草と、いただいた八色しいたけ、餅。

1/10(火) 越後もち豚のしょうが焼きと、白菜味噌蒸し、道の駅で買ったサラダセット

滞在施設にはサラダ油、醤油、塩、こしょうが用意されていて、あとは自治体にいただいた味噌。2週間で帰るので調味料をあんまり買い足したくなかったので塩だけでできる重ね煮を作ったらとても美味しかったです。下にきのこ類、葉っぱもの、根菜と重ねて最後に肉、上にちょっと味噌(私はいつもわらさんの重ね煮を参考にさせていただいています)。調味料じゃなくて、料理の仕方で美味しくいただけるのはとっても感動します。

越後もちぶた、八色しいたけ、白菜などの重ね煮

1/11(水) めぎすの塩煮、大崎菜のオリーブオイル炒め

次女がめぎすにタレをかけたいとやってきた

1/12(木) れんこん天ぷら、越後もちぶたのしょうが焼き、魚沼うるいのサラダ

これも新潟市内の友人が教えてくれて、新潟県はれんこんが美味しいと。本当はブランド鶏を探してはさみ揚げにしようと思ったのですがこの日あれこれ作りすぎたので、とはいえ南魚沼のものを食べたい執念で、地元食材のお店で見つけた南魚沼産コシヒカリの米粉を衣にした天ぷらにしました。カリッカリのサックサクでした。

1/13(金) 八色しいたけ、大崎菜、卵と鶏ミンチの丼

残りもの食材で夫が作ってくれました。

あとになって、冬は食材(特に魚)が出回らない。捕れても雪で道路がやられて内陸までやってこない、という話を聞いたのですが、初めて触れるものはどれも新鮮な驚きでいっぱいで、今思い出しても美味しいものばかりで顔がにやけます。

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