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天鵞絨書店・6月第1週

こんばんは、青井いんくです。天鵞絨書店、第177回です。

天鵞絨書店とは、
「題名を言わずに」
「140字以内で」
本を紹介するという記事です。毎週水曜更新です。

それでは、本日の天鵞絨書店です。先週の分はその下にあります。

本日の天鵞絨書店

ある女性作家の珠玉の短編集。私はある石のピアスが出てくる話が好きですが、きっとそれぞれが胸元に飾りたい、お気に入りの一篇が見つかります美しく、謎めいていて、どうにも惹きつけられる――広義のジャンルはミステリーですが、推理ものは苦手という方にも強くおすすめしたい一冊です。(136字)

先週の天鵞絨書店

どこか不気味で、おぼろげで、そして哀しい――日本古来の怪奇譚を、細い線が鮮やかに彩ります。ただ怖がらせるというよりも、人間的なドラマ細やかな心情の描写が魅力的。タイトルだけは聞いたことがあるという方も、漫画なので気軽に読めます。長い雨の日に、しっとりと世界に耽るのにおすすめ。(139字)

先週紹介した本
木原 敏江『雨月物語――マンガ日本の古典〈28〉』(中公文庫)

それではまた来週、お待ちしております。


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