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推し一徹!「おおまさり」と「豊水」
初秋、一気に私の県民意識高まるころの千葉県民イチ推し!
「豊水は梨でしょ?」
「おおまさり?何かなぁ」
そう答えたあなた。
豊水は全国で広く栽培されている梨ですからわかりますよね。
では おおまさり は?
十数年前に比べたら、知名度も高くなったとはいえ、まだまだ「何?それ」的農作物かもしれません。
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「おおまさり」の名前の通り、通常の落花生の2倍はあろうかという極大粒落花生
「ナカテユタカ」と超大粒の品種「JenkinsJumbo(ジェンキンスジャンボ)」を掛け合わせた落花生が「おおまさり」です。
千葉県を代表する農産物である落花生の新品種として、14年間の選抜を経て2007年に品種登録出願された千葉県が誇る極大粒落花生「おおまさり」
そりゃ、推し活したくなるというもの。
初めて買って、わくわく期待いっぱいで味わったのが2012年の秋。
ゆでたての落花生を味わったこともなかったので、ピーナッツとは違う、ホクホクむっちりほの甘いゆで落花生の味にすっかり惹かれてしまったのでした。
以来毎年秋にたくさん買ってゆでて莢からはずし、冷凍して長い間楽しむのが我が家の歳時記となりました。
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莢をむくと
実が白くやわらかな薄皮に包まれています
薄皮といっしょにいただきます
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お茶請けにもいいですよ
ビールやハイボール、おいしい日本酒にもぴったり!
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手前はミックスビーンズに入っているうずら豆
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肴は莢から出したゆでたておおまさりと台南 明興商行のからすみ(写真奥)
落花生の季節に作りたくなるのが落花生おこわ
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おおまさりとの粒の大きさの違いがわかりますよね
おおまさりってエスニック料理にも合うのです。
マッサマンカレー!
これを作りたいから旬のおおまさりを冷凍していると言っても過言ではありません。
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ハイブリッドライス、半熟卵、玉ねぎピクルス 、
胡瓜のクミンとマスタードシード、カレーリーフ炒め
ミニトマト 、紫キャベツのシチリア風炒め
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牛肉とおおまさりとじゃが芋のマッサマンカレー
紅菜苔グリル、グリルした人参のソテー、胡瓜とレモン
ぱぱっと南インド風カレー!
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おおまさりと豆・キャベツなど野菜のスリランカカレー
バターナッツとココナッツミルクのマッシュ
グリルパプリカのバルサミコとオリーブオイルマリネ
ボルサンボル、ハイブリッドライス
時にはパテ!
Pâté de Chiba と名付けてみました。
ピスタチオの代わりにおおまさりで。
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白く見えるのがおおまさり
おおまさりを使うからPâté de Chiba なのです
生落花生のゆでかた、冷凍したおおまさりの使い方は、添付したmyレシピに記載しています。
落花生をゆでるときの塩の分量は水の3~5%といいますが、ゆでた後でも塩気(あるいは調味料の味)はつけることが出来るので、私は1.5%にしています。(大匙1=15g)
塩味が足りないなら、枝豆みたいに、ゆでた莢つきおおまさりに塩を振り、しばらく置きます。
落花生の状態は収穫してからの経過時間や収穫時期によって違うので、私は圧力鍋ではなく鍋で、落花生を一粒食べてゆで具合を確かめながら、好みのやわらかさにゆでます。
懐かし写真
ちょっとステージのほうを見ると
おおぉお!
なんか
イエロ~の卵っぽい物体が!見えます!
あの
つぶらなうるうる瞳はっ!
きゃっほ~っ
ふなっしー!
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これで満足だなっし~
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スーパースターふなっしー!
生き方がね、ブレていない、媚びない、やさしいのです。愛があるのです。
梨汁ぷしゅ~で、一躍梨県千葉を強烈にアピール!
栽培面積、収穫量(生産量)、産出額ともに、日本一の梨県千葉!
船橋市、白井市、市川市、鎌ケ谷市、八千代市などで栽培され、販売所も多くあります。
山口県が故郷の私にとって、梨=二十世紀で、それ以外の品種の梨はそれこそ口にしたことがありませんでした。
首都圏に住むようになって、幸水なる梨を知り、へぇ~と驚き、十年前から贈ってもらうようになった鎌ケ谷の梨農家さんの豊水を食べたその日から、もう豊水こそ梨!の心変わり。
梨ってこんなに甘くて適度な酸味で、二十世紀よりやわらかいシャリシャリ感で、梨汁が齧ると口いっぱいに広がるんだ!
今この時こそ食べごろという時に摘んで贈ってくださるのだから、最高に贅沢で最高に美味しいはずです。
昨年から梨を買いにいつもの梨農家さんを訪れるようになり、益々梨愛が深まっています。
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左下:にっこり 左上:あきづき 右下:甘太
私は甘太が一番好き
豊水みたいにきめ細かくて、甘くて梨汁ゆたかな梨
どの梨も申し訳ないくらいお安いのです。
数年前から私も豊水を親戚に送り、知人・友人におすそ分けして、届いたらみんなが「今年も待ってました。ほんとうにおいしいね」とお礼の電話やメール、私まで誇らしくなるのです。
誠実で実直なご家族が代々育てられている梨。
今年は猛暑で梨の収穫量はぐっと減ったそうです。
梨を食べながら、収穫までの手間を想像すると、生産者の方たちへの感謝の気持ちでいっぱいになります。
梨の季節のもう一つの楽しみ。
贅沢にも、梨を使って梨と実山椒の赤ワインビーフカレーを作る。
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梨が最高にいい仕事をしてくれます
酢玉ねぎ 、温野菜(人参、ブロッコリー、カリフラワー、粉ふき芋、バジルソース)
リーフサラダ、新米のスパイシーバターライス
秋。
実りの秋、来たる。
私の推し一徹!