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ベトナムに住んでいる日本人は変人ばかりなのか



こんにちは、かいとです。

ベトナムに住んでいる日本人は変人が多い?

かつては、ベトナムに住む日本人は変人だらけだと、実しやかに話されていましたが、それは昔話になっているようです。
たまに、ホーチミンへ行ってレタントン界隈を歩いていると、昔は見かけなかった草食系男子や普通の日本人ギャルが闊歩しています。
もちろん、人を見た目だけで判断してはいけませんが、彼らを見ていると日本にいるような気分になってきます。
東南アジアといえば、ちょっと変わったキャラが住み着くイメージですが、いまのベトナムの都会は日本食店やコンビニ・スーパーが充実し、本当に便利になったので、以前に比べてだいぶストレスなく生活できると思います。
逆に言うと、「昔のベトナムのほうが良かった。」
という人もいます。都会化すると、都市の個性が失われていきますからね。
また、ベトナムの社会で生きていれば、日本のように「空気を読む」ことが少ないので、周りを気にしながら生きてきた人にとっては気が楽になりますし、既に「空気を読まない」生活をしている人は、絶好調になりますね。
まぁ、僕自身日本にいたときから変人扱いされてたので、ベトナムにいるほうが自然体でいられていいです。
10年前社内で起きた事件

今回の記事を書こうと思ったのは、この事件を思い出したからです。
10年前のベトナムは、いまほど日本人が多くなく、
「海外好きで日本で生活したくない」
というちょっと変わったタイプの人が多かったと思います。
それで、僕が今の会社に入った頃、すぐ辞めてしまった人がいたのですが、その人の話です。
10年も前だし、その人の名前さえ覚えていないので、彼をAさんとしましょう。
Aさんは会社を辞める前、就業中に仕事をよくサボっていました。
どこに居たのかというと、工場の敷地内にある食堂の前の木の下でタバコを吸っていたのです。
それを見かけたベトナム人のワーカーは、工場長に報告しました。
それで、その時工場長がした対応には圧巻でした。
彼がサボっていた場所にあった木を切ってしまったのです。
「そんな木切っちまえ!!」
という、命令をしたのでしょうか。
僕は会社に入ったばかりだったのですが、さすがにその大胆さに驚きました。
Aさんがタバコを吸っていた場所には何もなくなりました。
この話には、さらに続きがあります。
10年前とはいえ、工場内にはカメラが設置されていました。
その木を切った後、驚きの光景がカメラに写っていたました。
ワーカーが切り倒した木を持って帰ってしまったのです。
木を切る方もすごいけど、まさか社内にその木を盗むやつがいるのもすごい。
ベトナムに来たばかりの僕は、まさにベトナムの洗礼をうけた感じでした。
そして、木がなくなり、自分の居場所がなくなったAさんは会社を辞めました。
最近は事件がない

ベトナムに来た当初は、そんな話ばかりあったような気がします。
他にもこんな事件がありました。
工場にベトナムヤクザがやってきて、対応した工場の管理者がボコボコにされて血だらけになった。
とか
年配の日本人社員が、酔っ払って寮の前でベトナムの警察と揉めた。そのとき寮のお手伝いさんはひたすら神に祈っていた。
とか
年配の日本人社員が、酔っ払って道端に寝てしまい、朝気がついたら身ぐるみはがされてパンツいっちょだった
とかですね。
でも、最近はあまりそういった衝撃的な事件がないです。
あっても、もはや衝撃を受けていないのかもしれません。
変には基準なんてない

そもそも、変とか、普通とか、他人が勝手に決めていることですから、自分が幸せに暮らせていて、他人に迷惑をかけていなければそれで良いような気がします。
笑い話で済む程度の変人なら、むしろ愛してあげましょう。
自分に迷惑をかけてくるようなら距離をおけばいいだけです。
日本人からしたら、ベトナム人が変だと思うところがあるし、ベトナム人からしても「ここがヘンだよ日本人!」って叫びたくなることもあるでしょう。
変とか言われても気にしなくていいし、「むしろそういうお前が変だろ」、って言ってやればいいかなって思っています。

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