子供にベランダに締め出された！さぁどーする？

このブログでは、うちの息子をマメオと呼ばせてもらっています。
現在、マメオは5歳でぽっちゃりしたわんぱく息子です。
今回は2年ほど前、マメオが3歳の頃の愉快なお話を！（僕自身はあまり愉快ではなかったですが）

夜中に起きるともう眠れないマメオ

夜中に起きることはめったにないのですが、一度起きてしまうとうちのマメオはもう眠れません。
テレビをつけて歌って踊りだすので、両親ももう眠れません。
僕の場合は、起きたら起きたでやりたいことはたくさんあるので、眠いですがマメオに付き合って起きます。
ある日、マメオが夜中の2時に目を覚まして騒ぎ出しました。
当然眠れないので、僕も一緒に起きてブログの更新をはじめました。
マメオは時々邪魔しに来ますが、ほとんど一人で遊んでいました。

4時ころになると、息子が寝室に戻ったので、また眠りにいったのでしょうか。
僕は完全に油断していました。

鼻歌を歌いながら、ベランダで洗濯物を干していました。
すると
「ガチャッ」
っという音が

まさか。
そんなわけないよね。

と思い扉の鍵を確認すると

なんと、内側から鍵をかけられているではないですか！？
マメオと嫁は寝室にいるはず・・・
でも、内側から鍵をかけるとしたらマメオしかありえません。
そういえば、洗濯物を干している時、マメオを見かけたような。
部屋に入れない！さぁどーする！？

親が子供を締め出すのは、僕が子供の頃はよくあった話です。
いまだったら、
「虐待！！」
とか言って近所の人に通報されそうですけど。

僕の場合は、子供にベランダへ締め出されてしまいました。
時間は朝4時。

嫁は寝室にいます。
もし寝てたら、最悪6時くらいまで起きてきません。
あなたならこの状況でどうしますか？
ちなみに、スマホは部屋の中です。
大声をだして家の誰かを呼ぶ（朝4時だけど）
洗濯物を繋げて、綱をつくり下へ降りる（二階なので実際に可能）
とにかく、嫁が起きてくるのを待つ
他の方法を考える。
途方にくれていたら、マメオが現れました。
部屋の内側から、ニコニコと笑って僕を見ています。
「ママを呼んできなさい！」
と言ったら
「パパー、パパー」
と言いながら、寝室へ戻っていきました。
・・・・・・
はぁ、だれも出てきません。
・・・・・
ママもマメオも出てきません。
壁をコツコツ作戦

ベランダの壁の反対側は寝室です。
しかし、とても分厚いコンクリートの壁に阻まれています。
寝室で寝ている嫁を呼ぶには、大声を出しても届きません。
それよりも、壁に音をたてつづければ「異音」に気づくだろうと考えました。
そこで、ベランダにあったホウキをつかって、壁をコツコツと鳴らしました。
ホウキは2本あったので、太鼓を叩く気分でノリノリで5分位、コツコツ、コツコツ鳴らしてみました。
コツコツコツコツ
・・・・・
コツコツコツコツコツコツコツコツ
・・・・・
しかし、何の反応もありません。
5分間ドラマー気分になれたのと、壁の表面に少しばかりの傷をつけた以外は、何の効果もありませんでした。

あきらめの境地

もうあきらめました。
スマホもない。
本もない。

目の前にあるのは、冷たい白い壁と洗濯物。
柵の向こうには隣の棟が望めるだけ。
あるのは時間だけ。

あれ・・・

なんと素晴らしい。

いつも
「時間がない、時間が足りない」
と思っているのに、いきなり手に入った余りある時間。

嫁が起きてくるまでの途方もない2時間という時間。
しかし、できることは眠ること。
もしくは、自分の思考と向き合うことだけです。
今騒いでもしょうがない、時間が解決してくれるという確実な方法があるのだから、それを待つことにしました。

30分位でしょうか。

座り込んで、目をつぶって瞑想にふけっていました。

むしろ、この状況に恍惚となっている自分がいました。

そのとき
「ガチャ」

と音が。
マメオがベランダの鍵を開けてくれました。

今回学んだ教訓

ベランダへ出るときは、スマホを持っていこう。
ベランダへ出るときは、背後に気をつけよう。
ドラマー気分で壁を叩いた「コツコツ」は壁越しに嫁に伝わっていたが、嫁は2階の住民の音だと思っていた。