旅立つ君へ~デッキ紹介【葬々】このデッキは未完成です
『古尖兵ケルベク』の禁止が決定されましたね。
個人的に思い入れのあるカードだったので、未完成ながら、デッキを記事にしておこうと思います。少しお付き合いください。
デッキ思想
デッキの戦術としては、相手のカードをバウンスすることで『溟界王アロン』や『クリオスフィンクス』の効果を誘発し、さらに『古尖兵ケルベク』を連動させる。
この動きを『運命を抱く爆弾』の効果で『古尖兵ケルベク』を回収することで繰り返す。という、デッキでした。
このデッキは去年の冬から形を変えて存在しているのですが、まだ未完成です。どうしても満足いかなくて、デュエルに持って行っても対して使わず、もやもやが残り続けています。
地味なんですよね。なんと言っても。しかもEXモンスターを戻したら連動しないし、リターンも薄い。
それでも使いたかったのは、『古尖兵ケルベク』の雰囲気が好きだったからです。
名前と効果が似合っていて、良いんですよね。手札から出てきて相手をバウンスする効果、正に古尖兵って感じ。
『古尖兵ケルベク』を手札から出して切り込む、そのイメージを目指してデッキを作っていました。
初動
初動には『斬機』と『蟲惑魔』を使いました。
なにせ『古尖兵ケルベク』や、それをサーチする『墓守の罠』をサーチする『剣神官ムドラ』は制限カード(だった)。そこを手札に入れるために便利なところを使いました。
最近、Twitterで見かけた『天獄の王』+『ランカの蠱惑魔』のコンボも試して、ここは綺麗に決まっていました。
『斬機』初動の開始を『トリオンの蟲惑魔』と『ホールディアの蟲惑魔』にすることで、『天獄の王』+『ランカの蟲惑魔』を並べられ、永続罠も実質的にサーチできるというやつです。
サーチする永続罠は上述した『墓守の罠』か『リターナブル瓶』。『リターナブル瓶』は『斬機』初動のときに『斬機超階乗』が落ちるので、『運命を抱く爆弾』を切った後すぐに回収できます。
さらに『斬機超階乗』を引けたら、つまり2回目を撃つと『塊斬機ラプラシアン』をエクシーズ召喚できるようになっています。この『ラプラシアン』はフリチェでハンデスを飛ばせるため、『古尖兵ケルベク』を強力に撃っていけます。
デュエルの流れと問題点
1. 『天獄の王』+『ランカの蟲惑魔』で『墓守の罠』か『リターナブル瓶』をサーチし、
2. 『溟界王アロン』や『クリオスフィンクス』を立てて、
3. 罠から手札に加えた『古尖兵ケルベク』を含めてバウンスとハンデスを連打する。
この流れを組むこと自体は、ネットの集合知が産み出した上記の初動によって、割と決めることができました。
嘘です。2.の『アロン』か『クリオスフィンクス』を立てるところが微妙でした。
『アロン』は『キグレムリン』で『ブラックマンバ』をサーチすることで場に出していけました。
が、 ここの消費が激しく、詰まりがちでした。
展開力がなかったのが原因だと思います。
単純に『アロン』を取られるだけでキツくなったり、詰めまでいけなかったり。
『クリオスフィンクス』に至ってはなにもありませんでした。
『墓守の罠』でサーチできる『春化精』で蘇生していた時期もありましたが、手札や制約がどうも噛み合わなくて没に。
ここは解決できませんでしたね。
3.も上述した消費の激しさを賄えず、満足にやっていけませんでした。
あと、どうしても相手依存な面があったり、相手が手札いっぱい持っているとコンボ決めても微妙になってしまうのも問題でしたね。
取り合わせのカード
全体的に地属性天使族を使うための初動を『斬機』と『蟲惑魔』に任せていますね。
ここの取り合わせとして、『ラビュリンス』と『アメイズメント』を試していました。
『白銀の城のラビュリンス』は『ビッグウェルカム・ラビュリンス』と併せることで使いやすい手札破壊効果を持っています。
また『ビッグウェルカム』を共有できる『白銀の城の召使いアリアーヌ』は罠を切りつつランク4へ持っていけて相性が良い。
『アメイズメント』側は罠に反応して特殊召喚でき、バウンス効果を当てられるため試用していました。入れてからほぼ引けなかったので、ここは未知数です。
と、罠を厚く入れることになったので『蟲惑の誘い』も入りました。単純に相性⭕。
あと、アギドケルベクと同じ条件で出てこられるカードがあったので、入れていました。意外と強かったです。
さよなら
『古尖兵ケルベク』については、結構長い間考えていました。
どうしても地味だし、もっとシステマチックに組む必要があったなと、今さらながら思います。
以前は地属性天使族を手札に持ち続けられる『勇者』を入れていたこともありました。使用感はよかったです。罠に寄せたときに抜いたのですが、入れておいた方がよかったかなとも。
思い出として、②の効果は自分にとってはめちゃくちゃ使いづらかったです。そもそもランダムドロップが苦手なのもあるし、罠回収のために使おうとしても手順が多い。
というか、なんでか相手の方が良いカード落ちる。たぶんそういう気質なんですよ。
さすがに『古尖兵ケルベク』なんてカードを使うと、とんでもなく警戒されて、その第一印象を塗り替えられなかったのも悔しかった。
ケルベクアギドの禁止について論理的な感想は、手札・デッキから墓地へ送られた場合、という特異な条件が消えてしまうのが悲しいですね。
思い返せば『漆黒のズムウォルト』デッキを考えていた頃からの付き合いか。長いな。
さて、短いですがお付き合いいただきありがとうございました。
未完のデッキを紹介する、という記事でしたが、ここまで読んでもらえて嬉しいです。
じゃあな、ケルベク。また会えたら、絶対リベンジするよ。
アギドも忘れてないからね。