パオジアンexを本気考察

ついに2022年度もおわり2023年度に突入。
CL宮城に参加された方々はお疲れ様でした。新潟やJCSの権利を獲得された方々、おめでとうございます。

もう拡張パック「スノーハザード」「クレイバースト」の発売を間近に控えているが、4/14(金)以降にシティリーグ予定の方や、CL宮城、JCSを控えている方々は避けては通れない商品。特に今回は環境を塗り替えるカードが多いとの声が上がっているので、その中でも「パオジアンex」に着目していきたい。

カードの概要


こちらがパオジアンex。
厄災ポケモンのうちのひとつで、前歯が銅剣となっている。どうやって飯食うんだお前

ゲームにおける種族値はマニューラをさらに速くしたような高速物理アタッカーで、特性で相手の耐久を下げるため非常に強力。

さてポケカではどうかというと、シンプルに特性、技の両方が強力。

特性「わななくれいき」により水エネルギーを2枚サーチ。これによりたっぷりバケツがなくなたことによる水軸の弱体化をカバーすることができる。

技「ヘイルブレード」は青天井火力。
HPの高い敵も一撃で倒すことができるため、非常に高いポテンシャルを持っていると言えよう。

好相性なカード

①セグレイブ


誰もが真っ先に思い浮かぶであろうカード。好相性を通り越して2枚で1つのカードと言ってもいい。
パオジアンexの特性「戦慄く冷気」でサーチしたエネルギーをそのまま全てつけて殴ることができる。
カイ1枚で立てられるので2進化でありながら立てるのはそう苦労しない。

②オリジンパルキアVSTAR

このデッキタイプの一番の弱点は、ヘイルブレードを打った返しにセグレイブを倒されること。
それをケアするためにこのカードを入れておくとよいだろう。
オリジンパルキアVをベンチに置いておくことで、「セグレイブをとっても次のターンも殴れるぞ」と相手にアピールすることもできる。

③キュレム

収録:『摩天パーフェクト』

技のテキストはヘイルブレードと同じで、鋼エネルギーが要求される。
サイド2-2-2プランを破綻させるために入れても良いが、基本鋼エネルギーorルミナスエネルギーが必要となるため、若干デッキパワーは落ちるだろう。
普通に水エネルギーとしても使えるルミナスエネルギーがオススメだが、手札に呼ぶ手段が乏しいため1~2枚だと心許なく、枚数配分も悩むところ。

④かがやくゲッコウガ

このデッキタイプは基本的にカイ4投で博士の研究不採用になる可能性が高いため、貴重なドローソースとなる。
また極低温により月光手裏剣も打ち放題なので入れない理由はない。相手はセビエを見た瞬間このカードを警戒せざるを得ないため、マナフィを置くというアクションを求められる。デッキの外からも仕事できるカードだと言えるだろう。

⑤キュレムVMAX

パオジアンexよりも少ない枚数で火力を出すことができる。高耐久なので倒されにくく、サイド2-2-2プランを防ぐカードにもなってくれるだろう。
もちろんトラッシュなくても120ダメージはお保証されるため、エネルギーを何枚かつけっぱなしにしておくことで次のターンに備えることもできる。手札にエネルギーが必要以上にかさばったらこいつに全てつけてしまうのも手。
ただし進化ポケモンであるため要求値がそれなりに高くなる。こいつを採用する場合、上記のオリジンパルキアVSTARの採用は見送った方がよいだろう。

⑥レジアイス

収録:『スペースジャグラー』

役割対象はそう多くないが、V主体のデッキには刺さるかもしれない。
ミュウVMAXのようにすぐにベンチに下がってしまう相手にはほぼ効果がないので、役割対象はジュラルドンVMAXくらいのものだろうか。

⑦はくばバドレックスVMAX

一応挙げておくが、上述したキュレムVMAXの方がいい。

さて、次からはトレーナーズを紹介する。

⑧スーパーエネルギー回収

手札からエネルギーを加速するデッキとしてはぜひとも入れたいカード。しかし、手札をガンガン増やせるデッキタイプではないため、手札にコストにできるカードがあるかどうかが難しいところ。2ターン目以降に引いたバトルVIPパスをうまく使いたい。基本的にはエネルギー回収、エネルギーリサイクルとの選択か。

⑨クララ

サポート権を使ってしまうが、手札からエネルギーを加速するデッキタイプなので好相性。山に戻すすごいつりざおも同弾に収録されるが、デッキに戻すとそこからさらにサーチ刷る必要があるため相性がいいとはいえない。
倒されたかがやくゲッコウガをサルベージして再び月光手裏剣を打つこともできるだろう。

⑩スケーターズパーク

こちらもパオジアンex発表直後に話題になったもの。手札に戻ったエネルギーはすぐに別のポケモンに好きに付けられるため、実質逃げエネ0だと言ってよい。
一体目の戦慄く冷気でサーチしたエネルギーをつけてそのまま逃がし、もう一体のパオジアンexで戦慄く冷気を使用すれば4枚エネルギーを確保できる。
さらに手札に1枚あれば300ダメージで大抵のVSTARは倒せるだろう。

ここまで相性のいいカードを挙げたが、意外にも挙がっていないカードもあるだろう。

例えばネオラントV。カイに確定で触ることができ、いつでもアクアリターンを打てるため好相性に思えるが、ネオラントV自体を確定でサーチする手段がハイパーボールしかないため、あまり使い勝手は良くないといえるだろう。
もちろんカイでサーチするカードがグッズだけで十分という状況で次のターンに備えてネオラントVをサーチすることは可能である。


ロスト対策にエンペルトVを入れたいところだが、キュワワーの特性を止めるならエンペルトVをバトル場に置きスタートさせたい。しかしエンペルトVをバトル場に置いてしまうと、パオジアンexの戦慄く冷気が使えなくなるため、動きにくくなってしまう。手札のエネルギーの枚数と相談になるだろう。


参考までに。

これからも研究は続けていくので、発売を待ちたい。

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