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あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す「紙1枚!」マネジメント で「言語化」が重要と再認識したお話。

Q?:要するにマネジメントってどうすればいいのか?
A?:自分が相手の環境になればいい!

あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す「紙1枚!」マネジメント
浅田すぐる
を読みました。

私の学習の師である浅田すぐる先生。
その最新著作です。

最新作が最高傑作である
という先生の言葉通りの内容となっています。

マネジャーでなくても、〇〇長、リーダーといった
責任を取る立場
にある人には必読の書です。

なぜ、マネジメントが難しいのか?

相手を自由自在に変えられる。

そんな風な思い込みに陥っているからです。
私自身も責任者となった当初は、
「こうしなければいけない」
といった目標のもとメンバーの行動を変えようと
悪戦苦闘しました。

相手を変えることは、出来ません。

自分に置き換えてみれば氷解すると思いますが、
誰かから何か言われて、
行動や考えが変わるでしょうか?

変わりませんよね。
人が変わるのは、自分自身の手によって
なんです。

相手をリスペクトして、適切に働きかけることで
人は徐々に変化していきます。

しかも劇的に変化するのではなく、
じわじわと漸進するものです。

そして人が変わるのは
変わる環境が整っている時です。

しかも、変化する「環境」は
それこそ十人十色、千差万別です。

じゃあ、環境ってなに?

人は意志だけではなかなか変われません。

自宅では誘惑が多くて勉強(仕事)が手につかないけれど、
図書館では集中して勉強できる。

そんな経験を持っている人は多いのではないでしょうか?
これこそ、環境の力です。

物理的な働く場所だけでなく、
人間関係、目標設定なども
環境の重要な一因です。

そういった人間関係、目標設定などの環境を整えることが、
まさしくマネジメントだと言えます。

メンバー同士でコミュニケーションがよく取れていれば
日本的な阿吽の呼吸で仕事がうまくいくでしょうし
必要な時に耳の痛いことも伝えられるでしょう。

「コンフォート」ゾーンの仕事ばかりでは、
こなすだけのルーティーンになってしまうでしょう。

反対に「パニック」ゾーンの仕事では、
破綻してしまうでしょう。

「ストレッチ(ラーニング)」ゾーンの仕事を
適切にハードル設定をし
成長を促すのが重要です。

どうやって環境を整えるか?

中心になるのが「言語化」です。

自分の考えを、目標を、言葉にすることです。
しかも口で言うだけでなく、しっかりと書き残すことです。

書き出すことで、曖昧な部分が削ぎ落とされ、
人と共有しやすくなります。
さらに共有を進めて、共通言語とするまで続けます。

共通言語とすることが、環境が整うことへの一つの道です。

言語化しても相手に届くように、
理解してもらえるように
伝わる必要があります。

同時に、適切なハードル設定には
人の個性を推し量ることが必要になってきます。

これには、他者洞察力を磨く必要があります。
他者洞察力というと人をタイプ分けし、
それに応じてコミュニケーション方法を変えていく
ことを連想すると思います。

私自身は、ソーシャル・スタイル理論を
20年ほど前に学ぶ機会がありました。

他にも色々なタイプ分け理論がありますが、
個人的にはソーシャル・スタイル理論が一番腹落ちし、
これに基づいて日々、仕事をしています。

この本では、既存のタイプ分け理論の最大公約数をとった
「紙1枚」が紹介されており、
これもとても腹落ちするものになっています。

さらにどんなタイプにも適応できる共通言語として
What? Why? How?
が紹介されています。

What? Why? How?
は「紙1枚」の根底をなす考え方の一つです。

「紙1枚!」読書法
「紙1枚!」考え抜く技術
など浅田先生の著作で度々出てきます。

「紙1枚!」読書法を元にしたこのアウトプットでも
What? Why? How?で構成されています。

言語化にしても、
他者洞察力を磨くにしても、
自分が取り組んでいくことが、
最も重要です。

仕入れた「知」を「行」動に移さなければ
意味がないです。

「知」を披露するだけでは、人は動き始めません。
知行合一」が必要な理由はここにもあります。

人が動くのを見て、
「自分もあんなふうに動けるようになりたい」
そんな風に思った時にこそ、
人は動き始めるのだと思います。

人見知りなのでコミュニケーションスキルは徹底的に磨いてきた
そんな今日この頃。

「紙1枚」

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