貯金も投資も必要ないという罠

少し古い動画だが、この二つの動画を見てほしい。以前、この動画を見たときに自分なりに「貯金や投資は必要なのか」という問題について考えたが、今一度考え直し、より深い理解を得ることがこのnoteの目的である。

この二つの動画のホリエモンの意見を要約すると、「貯金も投資も必要ない。その分を自己投資や起業に回せ」ということである。なぜなら銀行に預金するということは、低金利で銀行にお金を貸していることと同義であり、少額の投資は所詮大当たりしないからである。これには納得できる。ただ、多くの人が勘違いしていることがあると思う。それは貯金や投資をしない分の浮いたお金を飲み会などに使えというわけではないのである。ここに罠がある。

この考え方において、最も重要なのは自己投資や起業をすることである。したがって、貯金や投資をしないというのは、あくまで補足に過ぎない。だからこそホリエモンは「そんなしょうもないこと考えてるのか」というテンションだったと思われる。やりたいことをやり事業を起こし成功してきたホリエモンからすれば、常日頃から「行動しろ、起業しろ」と言い続けているにも関わらず、誰も動かないので辟易しているんじゃないだろうか。「行動しろ、起業しろ」というホリエモンの本心がこの動画を見ただけでどこまでの人に伝わっているのか疑問である。

貯金や投資はお金の使い道としてふさわしくない。しかし、浮いたお金を飲み会のようなものに浪費するのもふさわしくない。自己投資や起業にお金を回すべきというのが俺の結論だ。

ここからはそれらを踏まえた上での俺の考えを書く。
⑴生活コストを上げない
動画の中で言及されていないが、生活コストを上げないこともこの話に含有されていると思う。高級な飯を食べたければ、数ヶ月に一回行けるというくだりが動画の中にあるが、要は普段から高級な飯を食べるわけではないのだ。自己投資や起業に回す金を得るためにも生活コストを上げるべきではない。ただ食費に関しては健康を重要視するということを前提に置かなければならない。体が資本だからだ。

(2)決断を仕事に
AIの登場により、ホワイトカラーの仕事が減少するのは目に見えている。その中で人間ができることは決断だけである。なぜなら、そこには責任が伴うからである。介護などは人間の手が必要であると思うが、それすらもできるだけ機械化するべきである。レジは問答無用で完全機械化するべきである。Amazon Goのような店舗を目指すべきだ。ただ責任だけは機械化できないと考えている。これはまだ検証不足なので、自らの手で検証したい。