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「往診屋」往診屋のReading List(1) 

https://youtu.be/cNRsURRFva4?si=S4-P2gnYlWIvsehc

本を紹介させてください。
往診や在宅医療現場で応用できそうな書籍やフレーズについて紹介させてもらっていますが、今回恥ずかしながら私自身の著書を出しました。
タイトルは「往診屋」


この本は、在宅医療の中で 「往診」に重きを置いて書いています。往診と在宅医療の関係、あるいは在宅医療の中での往診の位置付けがなかなか分かりにくい方もいると思いますので、簡単に解説させていただきます。
「往診」は、厚生労働省の定めた公的保険診療の区分に従うと、突発的な病状の変化があった場合等に、患者さんや家族等の要請に基づいて患者さんの家に赴いて行う診療です。
これに対する言葉として、「在宅訪問診療」があります。訪問診療は、定期的・計画的に患者さんの自宅を医師が訪問し診療を行うものです。
不定期に急に調子が悪くなった患者さんから呼ばれたら行くのが「往診」、計画的な訪問が「訪問診療」ということになります。
在宅医療に関する書籍は、このところ幻冬舎さん等が力点を置いてくれていることもあって、多数出てきていましたが、「往診」を主としたものはあまりありません。
在宅医療の中では、往診は、初期救急、救急初期対応の要素が強いと考えています。そして、往診は、行ってみないと何があるかわからないというところが1つの特徴なのかと思っています。

往診の要請は、このコロナ禍以降、かなり増えました。
急な発熱に対する往診はもちろん、さまざまな理由で急に病院に通院するのが難しい方から呼ばれることも増えました。そんなコロナ禍の時の往診の現場の様子をはじめ、こういうことで往診に呼ばれるんだという様を書いています。
「往診屋」の舞台は、人口4万ぐらいのエリアで、いわゆる田舎です。田舎の往診の様について綴らせてもらっています。

「往診」というものがどんなものか 分かってもらうきっかけになればいいかなと思っています。また、医療者の方には、往診の魅力を伝えることができればと考えています。

在宅医療は今後レベルアップが急務です。いろんな専門の方、精神科とか整形外科とか泌尿器科等等、さまざまな専門の方の参入が不可欠です。
また、行政の方、IT関係の方、いろんな分野の方との協働が重要です。
多くの方に読んでいただければ幸いです。


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