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社会人の勉強。ポイントは整理するタイミング

エイチームライフスタイルアドベントカレンダー2018の10日目は、株式会社エイチームライフスタイルのgilyが担当します。

はじめに

スキマ時間を見つけては、なにかいい情報がないかな?なにかワクワクすることないかな?とSNSやネットニュースを見ているだけでも、学ぶ機会ってたくさんありますよね。

きっと、noteを利用なさっているあなたも、普段から様々なことを学ぼうとなさっている方だと思います。

この投稿では、エイチームライフスタイルのWebデザイナーの私が、この一年間やった勉強のトライ&エラーについて、お話させていただきます。
「ふ〜ん、こんな奴もいるんだなぁ」と何かしらの参考になっていただければ幸いです。

目次

・トライ編
・トライ編:体系的に覚えることよりも、いったんインプットする
・トライ編:最初は、分類・区別はしない
・トライ編:好奇心は熱いうちに満たす
・エラー編
・エラー編:誰かに伝える(LTや勉強会主催など)
・エラー編:インプット内容に対して、質疑応答してくれる壁打ち相手を見つける
・まとめ

誰に向けて書いたか

・社会人になってから勉強方法に悩んでる方
・業務の合間に勉強しなきゃって焦ってる方
・自分で自分を追い込みがちな方

トライ編

勉強するなら、まずはインプットから始まりますよね。
私が、インプットのときに気をつけたポイントが3つあります

1. 体系的に覚えることよりも、いったんインプットする
2. 最初は、分類・区別はしない
3. 好奇心は熱いうちに満たす

順番に説明させていただきます。

1.体系的に覚えることよりも、いったんインプットする

社会人の勉強は、学生時代と違ってカリキュラムがありません。
自分が学びたいと思ったことは、自分で勉強方法から決めなくてはいけません。

学校の授業は、国語、数学、英語…とカリキュラムを分けて、後々に学習しやすいように体系立ててくれています。
例えば、数学を体系立てると、四則計算からはじまり分数、面積、微分積分…など徐々に難易度が上がっていきます。

勉強を始めたころは、何がどんなつながりがあるかわからないですが、学校の先生たちは今インプットしなければいけないことに集中させてくださいます。
いや〜、今にして思えば大変ありがたい環境ですね。

ただ、もう一度繰り返しますが、社会人の勉強は学生時代と違ってカリキュラムがありません。
学生の頃みたいに、体系だてて順番に学ぼうとすると、まず体系を把握するだけに時間がかかります。
整理がついてきた頃にはもう次のことが知りたくなっていたり、全体が途方もなく巨大なものに見えてモチベーションが下がったりします。

なので、まずは気になるジャンルがあったら、とにかくインプットを開始しました。

ちなみに、この一年で私がインプットしたジャンルは

・デザイン
・フロントエンド
・バックエンド
・マネジメント
・ビジネスモデル
・トレンド
・担当プロジェクトの商材について

などなど…

興味の範囲も広かったので、アクセスする情報源もバラバラでした。

なんだかよくわからない単語などに出会ったときは、周辺知識として調べたり、そういうおまじないなんだなと取り敢えず受け止めてどんどんインプットしました。

2.最初は、分類・区別はしない

「1.体系的に覚えることよりも、いったんインプットする」と似ていますが、個人的にはニュアンスが違います。

「体系」とは線になってつながって行くイメージで、「分類・区分」は枝分かれするイメージです。

例えば、「デザイン」というジャンルを例にすると、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、エディトリアルデザイン、Webデザインなど、分類していくことができます。

更に細かくしていくと、色彩心理学や、タイポグラフィなど、どんどん分類していくことができます。
ここまで枝分かれして来たものは、相互に関係し合うことが多いです。

なので、最初から分けて考えてしまうと、視野が狭くなってしまいがちです。

広く浅い知識で中途半端になるのでは?という懸念を持たれるかもしれませんが、私の体験では、どんどん取り込んでいくと、自分の中で自然と分類・区別できるようになっていきます。

なので、もっと深めて知りたいジャンルができたときに、そこに勉強の意欲を注げばいいと思っています。

まずは知らないことに出会わなければ、何が理解って何がわからないのかもわからないままになってしまいます。
いったん自分の中の本棚に、場所は考えずにどんどん突っ込んでいってみてください。

3.好奇心は熱いうちに満たす

仕事中など時間がないときに、私がよくとる方法は「興味を持った瞬間にスマホでググる」ことです。
そして、その検索結果ページを閉じずに、タブを表示させたままにします。
後で時間ができたときに、スマホを開くと「そういえばこれ知りたいと思ったんだ」と思って、どんどん調べていきます。

この発作的な好奇心は、放置しておくと忘れてしまいます。
興味を持ったことすら忘れて、学ぶ機会を逸してしまいます。
なので、紙にメモするだけでもOKです。
チャットツールをお使いの方は、自分だけのチャットルームにメモするのもいいですね。

大事なことは、後で自分が思い出せるように形に残しておくことです

忘れたのなら、自分にとって大した事ではないとも言えます。
ただ私は、「せっかく知る機会があったということは、自分にとって近々役に立つことが巡ってくるのかも」と考えるタイプなので、よくメモはしていました。

カクテルパーティー効果や、カラーバス効果に近いのかもしれません。

■カクテルパーティー効果とは
たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。
引用: wikipedia
■カラーバス効果とは
カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
引用: シマウマ用語集

3つのポイントを気をつけながら、とにかくインプット量をこの一年間増やしてきました。
おかげで、自分のできることは少しは広くなったと思います。

エラー編

ここまで私がトライしてきたことを紹介してきましたが、中にはもちろん失敗もありました。

一番大きかったエラーのお話をさせていただきます。

とにかくインプットをしていた私にある日突然、よろしくない変化が訪れました。

・記事を読んでいても、目が滑って内容が頭に入らない
・好きなデザインやフロントの勉強をしようとすると、胃が痛くなる
・趣味すら手につかなくなった

正直、こんな風になったころの私は、インプット疲れをしていたんだと思います。
図解すると、本棚の中がぐちゃぐちゃになっていて、詰め込む場所がないのにまだ詰め込もうとしている状態です。

なので、アウトプットしながら整理することにしました。

1. 誰かに伝える(LTや勉強会主催など)
2. インプット内容に対して、質疑応答してくれる壁打ち相手を見つける
3. 自分で作ってみる

上の物ほど難易度が高いですが、強制力も強いです。
下のものは難易度は下がりますが、強制力も弱いので自制心が問われます。

インプット疲れを起こしていた私は、自分だけのためのアウトプットだとなかなか行動が取れませんでした。

なので、人を巻き込む「1.誰かに伝える(LTや勉強会主催など)」や「2.インプット内容に対して、質疑応答してくれる壁打ち相手を見つける」を多くしました。

1.誰かに伝える(LTや勉強会主催など)

これは社内勉強会の主催をしました。
自分だけでコンテンツを充実させるのはなかなか難しいことだったので、同僚と行ってきた外部の勉強会の内容をもとに、社内勉強会を開催しました。

その時は、Webデザイナーだけでなく、ゲームのデザイナーやエンジニア、営業の人も参加してくださいました。

誰かに伝えるには、その人が興味関心が持てる内容で、かつその人がわかる言葉に翻訳する必要があります。

この翻訳作業の間に、自分がインプットしてきたことが整理整頓されていきました。

私の本棚が整理され、更には本棚がいつの間にか拡張し、分類分けも可能になっていました。

2.インプット内容に対して、質疑応答してくれる壁打ち相手を見つける

これは今丁度トライしているところなのですが、最近Railsの勉強をはじめました。
壁打ち役をCTOに相談したときに、最初は私みたいにアウトプットすることで知識が整理できそうな若手を紹介してもらおうと思いましたが、「もっと自分本位で考えてみ」と言われ、エンジニアを紹介していただきました。

本を一冊教材として一緒に購入し、進めながらわからない所はすぐ質問し、エンジニアにすぐ回答してもらっています。
バックエンドの勉強は今までしてこなかったので、「なんとなく業務で使ったことがあるんだけど、つまりどういうこと?」ということを質問しまくっています。

私にとっては、わかりやすい例えや答えをすぐてに入れられて非常に助かっています。

私の中の本棚も、インプットし続けているのですが、整理しながら本を追加できているので負担が少ない感覚がします

一方エンジニアにもメリットがあります。

これだけバックエンドについて初心者のデザイナーを教育していれば、これから入ってくる新卒のエンジニアや未成熟なエンジニアに対しても、何に躓きやすいのかがわかり、社内の教育体制構築の一環になると言っていただきました。

教え教え合うサイクルの一端を作れているんだなぁという気持ちになれました。

まとめ

■インプット
・体系的に覚えることよりも、いったんインプットする
・最初は、分類・区別はしない
・好奇心は熱いうちに満たす
■アウトプット
・誰かに伝える(LTや勉強会主催など)
・インプット内容に対して、質疑応答してくれる壁打ち相手を見つける
・自分で作ってみる

ただインプットし続けると、自分の中の本棚がぐちゃぐちゃになるので、アウトプットで整理しながら、楽しく勉強を続けていってください!

あなたの勉強がより楽しいものにして行っていただければと思います。

エイチームライフスタイルアドベントカレンダー2018、明日は wrsdu1715 に書いてもらう予定です。お楽しみに!

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