なぜ自己啓発本に胡散くささを感じるのかという話と実際に何冊か読んでみての話

こんにちは、夜枕ギリーです。散歩に出かけたら曇り空で日差しは無く、気温も30度未満とここ最近と変わりない天気だったのですが、湿度の高さで死ぬかと思いました。今さらな話ですけど、湿度が高くて汗が乾かない=気化熱による体温調節が働きにくい=死!……を身をもって実感。皆さんも熱中症にはお気を付けください。お水も飲んで!!


去年に「嫌われる勇気」という本を読んでまあまあの影響を受けてから、ちょくちょく同じジャンル(自己啓発とか人生論とか哲学)の本を読んでいます。それも「夢をかなえるゾウ」「エッセンシャル思考」「反応しない練習」など、ひと昔前の超が付くベストセラーばかり。

私はこのあたりの本がドカドカに平積みされていた頃に書店で働いていたのでバカ売れしていたのはよく知っているのですが、この手で本を並べていた当時は正直全く興味が無かったし、なんなら意識高い系の人が読む胡散くさい内容だと思っていました。それがそれが。前に「嫌われる勇気」の話はした気がしますが、いやどの本も普通にめちゃくちゃいいこと書いてますね。

こういう導入をすると「あっ、ギリーさんがついにそっちの方面に……」と思われそうだし、人によっては「情報商材」というキーワードが頭をよぎったかもしれません。ついに、ってなんだ。……まあ分かります。私こそがそういう警戒アンテナを人一倍磨いてきた人間だから。

しかしこういうアレルギー反応というか、そもそも自己啓発という言葉に対し「そっち」という区別をして、ちょっと近づかん方がよさそうなアレという認識を持っているのはなぜだろう。まあこの認識や反応が多数派かは分からないんですが、疑いの目で見てしまう人は少なからずいるはず。インターネットに毒された斜に構えオタクにはよくあること。多分ですけど、皆さんも「自己啓発の本を読むのが趣味です!」っていう人がいたらちょっと引くでしょう。私は引く。

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