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昴視点

昴「…………」

快「…………」

昴「………快君は料理はしない方がいいね」

快「そうですね:(´◦ω◦`):ガクブル」


その日  昴は快に料理を教えていたのだが………手順通りやっていたはずなのに出来上がったら丸焦げに………


海「うぉ………快  お前やっぱり料理音痴か」

昴「多分生まれつきだろうな………代わりに彩をするのは4人の中じゃ1番上手い」

陸「それなら分担すれば?快が彩り担当決定で」

昴「それもいいかもな」

多分これに至っては生まれつきだろうな………なんでも基本ハイスペックにこなす分どこかでダメな部分がある

昴「陸は肉料理、海君は魚料理、夜摩君は野菜、空君は煮物と揚げ物担当、快君は彩り担当かな  5人揃ったら最高に良い」

陸「そうだね  ………で話変わるんだけど」

昴「ん?」

なんだ?真剣な話だな………


陸がスっと真顔になったので昴は椅子に座りそれに習って4人が座った


陸「これは俺が聞きたいわけじゃないから3人に言ってもらう」

んー………なんだ??

快「………俺達4人  昴さんによく似た人に育てられたんです  17になるまで………でも記憶が無いんです」

空「確かに育てられた記憶はあるんです………でも………肝心なその人の記憶と名前がわからない」

夜摩「昴さんには双子のお兄さんがいると陸から聞きました」

海「昴さんならご存知かと思いお聞きします  俺達4人を育ててくれた方をご存じですか?」

もしかして………聖が言ってた「4人の子供」って………

昴「少し待ってくれ」

聖に直接聞かないと俺にも分からない………


流石に本人たちに聞かれるのはまずいと判断した昴は能力を使って時間を止め、動ける状態にした聖に電話をして直接聞く


昴『聖  お前が言ってた子供って4人だよな?』

聖『いきなり電話が来たと思ったらなんだ一体………そうだよ  4人』

昴『その子らの名前って  「快、海、空、夜摩」か?』

聖『………お前なんでその事知ってるんだ?俺話してないぞ』

やっぱり………4人が聖が育てた子供だ………手癖がどことなく似ているとは思ってたけど………

昴『今陸のチームメイトだ  それで家がないからって言う理由で俺の家に住んでる  そしたらお前のことを知っていないかと聞いてきた』

聖『ちょっと待て  記憶は完全にないはずだろ?なんで俺に育てられたと覚えてるんだ?』

昴『もしかしたら「忘れて」て「思い出した」可能性もある』


聖も昴も記憶を操作できる能力を持っているからこそ立てることの出来る憶測



聖『………前に夜神様に「まだ償いをしていない」と言われた  なんの償いかは分からないが………可用性は高い』

昴『お前のこと話していいか?』

聖『構わない  ただ会えないけどな』

そう言えば聖はアルタイル城内かテリトリー内に軟禁されてんだった………

昴『分かった  ありがとう』

聖『おう  時間動かせよ〜』


という言葉で電話は終わり昴も時間を動かす


昴「今本人に確認した  そしたらたしかに君達を育てたらしい  ただ本人には会えない  君らが兄貴の元に直接赴くか、あいつが何らかの理由で会いに来るかしか方法はない」

陸「それはどういうこと?」

昴「兄貴は今軟禁状態だ  会うことは出来ない  兄貴はアルタイルの指導者  かく言う俺も過去にはα部隊の隊長をしたことがある」


昴は話した………自分の過去を………アルタイルに所属していたことを………



かつてはアルタイルの中でもかなりの権力者であったことを………

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