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三浦龍司選手 脅威の日本新記録

昨日仕事のあと、何気なくオリンピックのニュースを見ていた時、衝撃を受けるニュースがこの目に飛び込んできました。男子3000m障害日本代表の三浦龍司選手が予選を8分9秒92の日本新記録で見事通過した、というのです。

日本男子選手がこの種目で決勝進出するのがすでに快挙ですし、また先日の日本選手権で自身が出した日本記録をオリンピックの大舞台でさらに更新するというのがこれまた快挙です。

3000mという短い距離、また障害があるという競技の特性上やはりアフリカ系の選手たちが非常に強い種目になります。そんな種目でここまで目覚ましい活躍を見せる選手が現れるとは数年前は想像もしていませんでした。

前日本記録保持者の岩水選手が現役のころ、私は高校生で陸上競技をしていました。岩水選手も世界選手権3000m障害で決勝に進出しており、こんなすごい日本人選手はもうしばらくは出てこないだろうと思っていました。

それが数年前、三浦選手が洛南高校在籍時、日本記録を更新し、順天堂大学に進学後、オリンピックの参加標準記録を突破とあれよあれよととんでもない記録を出し続けてきました。

先に書いた日本選手権では、最後の一周に入る手前の水豪(3000m障害ではトラックの周回中の障害のなかに水たまりになっているところがあり、飛び越える必要があります)を飛び越えたところでまさかの転倒。この時はテレビで生観戦していたのでびっくりしたのですが、すっと立ち上がりすぐにレースに復帰。そこから驚異的なスパートを見せて日本新記録を樹立したのです。タフさも見せつけるすばらしいレースでした。

今回のオリンピックの予選で見せたすばらしい走りを決勝でも如何なく発揮してくれれば、8位以内の入賞、予選からさらにコンディションを上げてくればひょっとしたらメダルも、と思わせてくれます。

それだけわくわくする走りをみせてくれる選手をこのオリンピックで目撃することができるのは本当にありがたいです。男子3000m障害決勝の日は仕事は休みなので、TVで中継があれば、かじりついて観戦することになると思います。

競技時間もそれほど長くなくて、見ごたえのある種目なのでお時間のある方はぜひご覧になっていただきたいですね。

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