令和おじさんのパンケーキみたいに献血ポスター騒動で宇崎ちゃんのコミックが売れたのか検証してみた
どうも、しがない書店員バイヤーです。
パンケーキ、美味しいですよね。
ニューオータニのパンケーキを2ヶ月に1回くらい食べる菅官房長官が批判されるも結果的にオーダーがすごい増えたという話ですが2ヶ月で3千円って我々書店員的にいうと毎月ハードカバーの文芸書1冊買うくらいな感覚だから我々も金銭感覚狂ってるんですかね薄給職なんですけどって個人的には思ったところですがほぼ時を同じくして例の「環境型セクハラ」問題が突然上がりました。
さて、本件についてこの記事でジェンダー論がなんだとかそういう小難しいことを何か論じることはありません。
パンケーキめっちゃ売れた!というニュースを見たり、ポスター問題をきっかけに宇崎ちゃんを実際に読んでみたという話を見かけたりしたので「宇崎ちゃんひょっとして売れ伸びてるんじゃ?」とおもってちょっと自社の数字引っ張ってきました。
発端の弁護士のツイートが10月14日(月)だったのでここを起算で前後3週間の週売冊数をグラフにしました。月曜起算なのでデータ取りやすかった。
ちなみにデータの最終週は今週月曜日からの4日間の数字ですので週末3日間は未来の数字だから取れていません。
騒動前が各巻左三つの棒グラフ、騒動後は右三つの棒グラフですね。見ての通りですが1巻と2巻は騒動前と比べて1.5倍くらい売れました。上述のとおりですので11/1から11/3のデータを足したらこの数字はもう少し増えますね。3巻の数字は発売が7月だったこともあって既刊としてはまだ数字が落ち着いてない段階ですのでこのデータ上では異常値と思ってもらえればと思います。
その3巻を含めて合算して比較しても1.2倍ですので、これ売れ伸びてますね。お買い上げありがとうございます。
特筆すべきところとしては先週今週の各巻の数字(棒グラフの長さ)がほぼ一緒なところでしょうか。3冊まとめて買ってってくれている(※個別の会計を見ているわけではないので推測です)、もしくは、宇崎ちゃんがどんな話なのか気になって1巻を買って、これ面白いじゃん!と3巻まですぐに買いに来ていただいたとかそういう風なのかなと。
この騒動で変に目立ってしまった宇崎ちゃんを、是非買って応援していただけると、売場を預かる身としては嬉しい限りです。