俺のグルコス履歴書【1】FromスマホToアーケード
ヘッダー画像は2011年11月12日のスマホ版グルコスのスクショ。
つまり手元にある一番古いグルコス画像だ。
■Fromスマホ
『グルコス』とのファーストコンタクトは、スマホアプリ版になる。
ネット記事でやたら褒められ、かつキャンペーンで2011年8月7日まで85円で売られていたので、買って遊んでみた。
(実際に見て興味を持った記事は上記じゃない記憶だけど、もうGoogleでは上記2件しか無印グルコス記事が見つからない…)
なるほどこんなゲームか、褒められるだけあって斬新だなぁ、と認識はしたが、その後どのくらい遊んだか、どれだけ課金したかは覚えていない。
2012年11月、『グルーヴコースターZERO』としてアプリ無料化。無印版からデータを引き継げ、無料で曲も追加されたので、そこそこ遊んでいた気はしている。ただこれも記憶はだいぶ曖昧になっている。
ここまでの時点では、俺にとっては数あるスマホアプリ音ゲーのひとつでしかなかった。
■Toアーケード
2013年2月開催のJAEPO(ジャパンアミューズメントエキスポ)に行き、そこで初めてアーケード版として移植されることを知る。
「まあヒットしたスマホ音ゲーならアーケードに持ってくるよねー」ぐらいの印象だったが、その陰に壮絶なカンナンシンクがあったことを知るのは後のことだった…
(以上、2014年1月連載のインタビュー記事。かなり赤裸々な開発事情が語られた)
ステージイベントは見られなかったが、筐体を見てけっこう目を引かれたことは覚えている。「これどうやって操作するんだろう?」と。
グルコス自体、けっこう一見さんが手を付けるのは後々よく目にしたので、やっぱりあの筐体(特にブースター)には興味を惹く何かがあったのだろうと、今でも思っている。
残念ながらアーケード版の試遊はできなかったが、グルZEROをiPadでプレイするとシリコンブレスがもらえるとのことで、それには参加した。
シリコンブレス、けっこうお気に入りだったんだけど……(顛末は後ほど)。
そして、2013年11月。
アーケード版の稼動開始は5日だったが、その日は平日の火曜日。SNSの自分の過去投稿を見ると、8日(金)の夜に秋葉原のHeyを訪れており、そこが初プレイだったようだ。
当時『LORD of VERMILION III』に手を出しており、手元に一枚NESiCAがあったのが幸い。ヘッドホン出力もあったので、ヘッドホンを付けてNESiCAをかざし、100円投入。
このファーストコンタクトは何度も触れているが、メニュー画面の曲
「Boost and Trip」
この曲が俺の後の人生を、ちょっとだけ捻じ曲げるきっかけとなったのだ。
当時、個人的にタイトーに抱いていた漠然としたイメージは、「誰でも遊べるそこそこのゲームを出すファミリー向けメーカー」だった。
このイメージはあながち間違っておらず、タイトーは2009年から「NO考ゲーム」というブランドを立ち上げ、誰にでもとっつきやすそうなタイトルを何作もリリースしていた。
一方、2009年に『サイバーダイバー』、2010年に『ダライアスバースト アナザークロニクル』というマニアックなタイトルが出たことも知ってはいたが、当時プレイしたことはなかった。
そんな中で耳に飛び込んできた「Boost and Trip」は、「えっ、タイトーもここまでやるの??」という驚きを与えてきた。
別にスマホ版の無印やZEROにも、そういう曲はないわけではなかった。ただ、スマホ版はやはり他ゲームの曲のおしゃれなアレンジ収録と、土屋昇平の有機的サウンドが中心だったこともあり、COSIOカラーの強いストレートなテクノサウンドは、俺にとってのタイトーらしさとは真逆の印象を植え付けられた。
「タイトーも尖ったことやるんだな…」
これを契機に、以後10年以上にも及ぶ長い長い付き合いが始まっていった。
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