俺のグルコス履歴書【11】変化の足音
ヘッダ画像を見てナニコレって思う方もいると思うが、かく言う俺もナニコレって思った。
これはnamcoイオンモール幕張新都心店にあった謎の音ゲーコーナーの入口(2015年6月21日撮影)。といっても中にはグルコスとProject DIVAくらいしかなかった記憶(太鼓は普通にゲームコーナーの一画にあった)。
外部モニター上下にあるスピーカーのようなものは、ただの絵なので、音がスゲエとかは全くなかった。
幕張イオンにはその時以来行ってないけど、さすがにもうないんだろうなーこの謎ゲート。
■踊れ!!!
以前の記事で書き忘れてた出来事。
「東京ゲーム音楽ショー」なるイベントが2014年から始まった。これはゲーム音楽の即売会とライブ・トークをあわせたイベントで、見て良し聴いて良し買って良し(?)という贅沢なイベントだ。
2015年2月22日に、その第2回が開催された。
ライブパートにおいて、トリを飾ったのがCOSIOさんのDJ。しかも持ち時間60分のうち、後半30分間グルコス縛りという、誰あろう俺得なセットリストであった。
……しかし、めちゃくちゃ残念なことに、ほとんどの観客は座って見ていた。
理由は明白で、この年はライブパート最初の2組がいずれもネット配信番組の公開収録で、最初からみんな座って見ていたのだ。その後の鈴木健治さん(ギタドラ収録「STAR OF MUSE」とか演ってくれた!)やゲーマデリックでもみんな座りっぱなし。
なので、BPM200の高速グルコスノンストップMIXを前に、俺は後ろの方で踊り狂っていた。なんでみんな座ってんだよ!! もったいねぇ!! と心の中で怒りながら踊っていた。
しかし満腹感はとんでもなく、しかもラストは当時まだ未公開の「Got noir forever.」を先行で流してくれ、個人的には大満足だった。
案の定また写真が全然残っていなかったので、かわりに唯一(?)のレポート記事を。「音に身を委ね身体を揺らすファン」の一人が俺。
この興奮と、やり場のない怒りは、後に(数年後に)あのクラブイベントで発散されることとなる。
■変わり始めた日々
個人的には、8月11日に「morning haze」で初の神称号【morning god】を獲得。ひとつは神称号が欲しいと思っていたので、ようやく念願叶ったときは本当に嬉しかった。
そんな中、10月9日に月末いっぱいでの「JUMPER」「アルクアラウンド」の削除が発表される。
じつはグルコスにおいての削除曲は、これが初めてだったように思う。
元々他の音ゲーでは慣れっこだった削除だが、グルコスにも起きるのか…まあ権利曲だし仕方ないか…という衝撃があった。
こうして、見慣れた景色にもいずれ変化は訪れる、ということを思い知らされた。
■3への光
10月22日、ニコ生にて「二周年記念大発表生放送」が配信。
ここで『グルーヴコースター3 リンクフィーバー』の来年春の稼動が決定、先んじて11月7~8日に東名阪でロケテが行われることが発表された。
まだ公式の特設サイトが残っているので(記事執筆時点)、詳細はそちらを参照。
目玉はついにオンライン対戦に対応し、ナビゲートキャラクター「リンカ」も登場。ロケテでもオンライン対戦が行われるということだったが、8日は予定があり、7日に賭けるしかなかった。
ところが。
11月7日当日、朝8時の時点ですでに東京会場(いつものタイトーステーションBIG BOX高田馬場店)には30人の行列ができ、9時より整理券を配布開始。開店前の9時50分頃には、当日の整理券160人分をすべて配布しきってしまったのだ。
その頃まだ家で惰眠を貪っており、残念ながら出かける前にロケテ不参加が決定してしまった…
それでも昼前には現地に行き、ロケテの様子をチラ見しながら他のゲームで遊び(通常のグルコス2も2台動いていた)、さらに高田馬場ミカドにも行き、並ばずにグルコスやりたくなったので秋葉原に行き、終わりぎわにまた高田馬場に戻ってきた次第。
最後の回に乱入したイシダさん、やっぱり踊りまくって余裕の最下位なうえ、↑↑↓↓↑↑↓↓譜面にあわせてバンザイするという新たなる境地を見せてくれて、現地で爆笑の渦を巻き起こしたのだった。
翌日は別用でロケテ不参加。
それでも、ロケテが終わり撤収済みのタイステBIG BOX高田馬場に、閉店間際に駆け込んだ。
この写真が撮りたかったのだ。
これが言わば当時の関東強火プレイヤー一覧でもあるのだが、今はもうお見かけしない名前もちらほら……
■時代の変わり目
ロケテの後も、予定は目白押しだった。
11月22日は「GROOVY FESTIVAL 2」の開催が決まっており、また第2回天下一音ゲ祭の予選も始まっていた。予選は11月21日に参加するも、まあ結果は言わずもがな。
そんな楽しいムードに包まれていた11月14日、その一報は突然訪れた。
この日は前回記事でも書いた「REAL ZUNTATA NIGHT」以来となる、ZUNTATA NIGHT 8の生配信が行われた。サブタイトルは「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ特集号」だが、後半は「COSIO特集」という漠然としたタイトルが告げられた。
だが、この特集はじつは「COSIOさよならスペシャル」、つまりCOSIOさんのZUNTATA脱退(=タイトー退社)告知という衝撃のものだった。
COSIOさんといえば、グルコスのサウンドディレクターであるのはもちろんのこと、当然ながらグルコスの多くの楽曲を手がけ、イベントではDJを担当。いわばZUNTATAのテクノサウンド担当とも言えた。
ある意味、グルコスの支柱とも呼べるCOSIOさんの脱退に、驚かないわけがなかった。
そしてこの時、同時にZUNTATA新メンバーMASAKIさんが紹介される。
この時は後にあのようなキャラだと知られる前だったので、一抹の不安はあった。ただ、じつは2時点ですでに本名名義でステージサウンドデザイナーとして参加しており、「Play merrily NEO」にもその名前はあった。
オンライン対戦の始まりと、COSIO時代の終わり。
グルコスにも大きなパラダイムシフトが起きようとしていたのだ。
そんな中で参加したGROOVY FESTIVAL 2は、今回も最高だった。
KING OF GROOVERへの参加を決めたのは開催前日。当日はアドリブを取りそびれて予選落ちに終わったが、賑やかしなのでそれでいいのだ(それより2回続けて横浜開催でも遅刻しなかったことを褒めてほしい)(いやそもそも遅刻したこと一度もなかったよ?たしか…)。
打ち上げには、なんと130人が参加。
前回同様、同好の士と呑んで騒いで。すべてを忘れられる楽しい一日だった。
後日、12月2~13日に「COSIO卒業記念!第3回スコアアタックイベント」が開催される。
ああ、本当に卒業してしまうんだ…という寂しい気持ちになるも、卒業後もしつこく(?)「COSIO (ZUNTATA)」名義で仕込まれた楽曲が配信され続けたのは、今となっては笑い話だ。
そして伝説の誤植(?)を蒸し返す。
これだけ間違ってるのに「ヴ」は間違ってないのがあざとい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?