書きかけている

 いま書いているものは、頭にあるアイデアを拡張して「とりあえず全部書いた」形にする予定になっている。
 そうは言いながらまだ書いていない場面がいくつかあって、それらを書いて並べた時に、文章の濃淡、語感や肌触りの違いをどう処理するか、遠目にみたときに統一されているか、近くで見ても継ぎ目がわからないか。そこへ至るにはまず書き切らないといけない。

 意外なことに、思い入れのある人間が出てきてしまった。その人物が出てくる場面をあらかた書き終わってから、気になり始めた。ご本人は自分の出番におおむね満足しているようで、よかったよかった。

 まだ楽屋で「セリフよこせ」という人物が少しある。なぜなら君のところは書いてないからね。ちょっと待ってなさい。ふふ。書いているうちにきっと印象的な演技をしてくれることでしょう。期待してます。

 ということで、それなりに面白いものになるんじゃないかと。

#創作大賞ではない