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ポール・セザンヌ / メトロポリタン美術館
なにやら。
空模様はあやしい。
あやしいのは世間の情報の出し方。
針小棒大、という言葉があった。今の人は知っているのだろうか。無料のスマホゲームややたらめったらに面白い配信ドラマに夢中で、そんな言葉なんぞ気に留めないのかもしれぬ。
ニュースとして、アフガニスタンのことと、新型コロナのことと、芸人コンビの解散のことと、何気ないツイッターのネタが同列に並んでいる。そこに大雨でも降ったら「命を守る行動を!」という言葉が並ぶ。
そして、誰でもない親切な人が寝っ転がりながら「警報が出る前に早く逃げて!」と"つぶやく"。それを放ってすぐ、配信ドラマに夢中である。
何が大事で、何が不要不急なのか。
グローバルな時代だから、マスクをするとかしないとか言うアメリカの"論争"が取り上げられる。近所の猫の癒やされ画像がそれと同列に並ぶ。
あなたへのおすすめ。
勧められるのは、
ネット民がザワつく"あるモノ"、
一流が毎朝欠かさない"ある習慣"、
東大ママが教える!子供を机に向かわせる"ある言葉"………。
針小棒大。
世間の誰かが言った言葉。
不要不急。
いつから不要不急と安心安全は空念仏になったのだろう。それに、緊急事態、という言葉も。
日本人は、言葉から魂を抜いてしまうなんてことを、いつおぼえたのだ。
わたしにはわからない。
とりあえず、緊急事態なのだから安心安全なところで不要不急なことは避けて命を守る行動をしておればよいのである。
顔のない世間はそう言うておる。