ミュージックじゃないガンボ

ガンボ。つまり、わたしの願望である。エフエム802。しらんけど。

本には背表紙があって、本棚はたいてい作家の五十音順に本を並べている。図書館において背表紙を「あ」から順に眺め、思いつくことを脳から口を通じ日がな一日ダダ漏らしたいという願望があって、しかしこれをひとりでやると少々アブナい。

これを回避するにあたっては相手があればよいのだ。相手があればそこに生じるのは会話・対話であって、アブナい独り言ではない。そこで思うたよしなし事を猛烈にただ口を通じ日本語でもって漏らし続ければよいのである。受け止められれば、のはなしであるが。そうすればそこには新しい気づきや、言うたことによる話題の展開や、おもしろい議論なんかが生じることであろう。ダダ漏らし合いもまた、一興である。

これをおもろいな、と思うてくれる方がいらっしゃるからわたしはそのような行動が可能になるのである。なんとありがたいことであろうか。
そういいながら、別に他のことでもええのだ。喫茶をする、雨を眺める、鼻唄の音程を外す、建物の構造を視る、などの行為であってもよろしい。
つまり「なんかおもろいな」という時間であればそれでええのである。

まことにありがたいことである。

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